2010年2月7日日曜日

旅の参考図書:ガイドブック、情報誌篇

参考として、今回の旅行で参照したガイドブック、情報誌を挙げておきます。

Lonely Planet Western Balkans
言わずとしれたロンリープラネット。チューリッヒの英語本屋で購入。ボスニア・ヘルツェゴビナが載っているガイドブックはほとんどない中、西バルカン(スロヴェニアを除く旧ユーゴ諸国およびアルバニア)をカバーしている。西バルカン諸国の大まかな通史、文化、注意事項、食べ物などに加え、参考文献や映画の欄も充実している。西バルカンは背景知識があることが重要なのではないかと思うのでこれはうれしい。
ロンプラのいいところは、宿情報が信頼できること。前回のスペインでも宿はかなりよかった。決して激安宿は載っていないのでとにかく安く挙げたい人には不満かもしれない。しかし基本的に英語が通じるところ、外人に慣れてそうなところ、中心部にアクセスがよいところが選択されているので宿探しのロスもないし失敗がなくて最終的にはストレスが少ないように思う。特に今回は、現地の言葉が一切わからなかったのでロンプラの宿は英語が通じて助かった。

旅の指さし会話帳 (73) クロアチア
これも上述の友達が送ってくれた。今は呼称が違うとはいえ、ボスニア 語とクロアチア語は方言程度の違いしかないため、ボスニア・ヘルツェゴビナ(及びセルビア)でもこの本が使えるとamazonのレビューにあった。ボスニア・ヘルツェゴビナにいた間はカバーを掛けていた。 あまりにもデザインがクロアチアクロアチアしすぎているので。意外にも英語かドイツ語が通じたのでこれに頼らないとコミュニケーションが成立しないという ことはなかったが、持っていると安心感が全然違う。一人旅で現地の人とふれあう機会が多かったり、英語が全然できなかったりしたらすごく便利だと思う。
一 泊だけだけどスプリットではなかなかおもしろく読めた。メニューのページの充実ぶりはすごい。やはりこの本はクロアチアでこそ生きるのかもしれない。クロアチアに長期滞在するのだったら、ガイドブックの役も果たすし表紙がクロアチアデザインだから話しかけてくる人もいそうだし、楽しめるかも。
著者のクロアチア狂ぶりがすごく、中国人とからかわれたら「なんだこのアルバニア人!」と返すエピソードが披露されておりけっこうぎょっとした。身も心もクロアチ ア人になっているのだと思う。

Bosnia-Herzegowina entdecken
ドイツ語で唯一らしいボスニア・ヘルツェゴビナのガイドブック。全体の五分の二が地理、歴史、文化などの説明 に割かれている。サラエボとモスタルのみコピーして持って行ったが読み切れず。一冊まるごとボスニア・ヘルツェゴビナなので他の本よりは詳しいはず。

A25 地球の歩き方 中欧 2009~2010
旅の直前に友達が送ってくれた。なんと中欧全域+東欧まで丸ごとカバー!これ一冊でブルガリア、アルバニア、ルーマニアまでもくまなく回れる(ギリシャはなぜか別。あそこは西欧なのか?)。歴史、文化などのおもしろ読み物の情報量ではロンプラに劣るが、写真が多くてどこを観光するか計画を練るときに便利。日本語なので理解も早い。そして何よりも、食べ物の情報が充実。写真付きで各国の名物料理、デザートを掲載している。食べ物の写真まで載せてくれることはロンプラでは絶対にないだろう。

In Your Pocket Sarajevo, Split
どち らもPDF版を無料でダウンロードできる。地図が間違っていたりとあまり便利ではないが、現地の人が作っているようなのでロンリープラネットと少し視点が違い楽しめる。食べ物、魚市場の情報も充実している。私も典型的な日本人だな。

旅行人161号旧ユーゴを歩く~クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビア、モンテネ グロ、コソヴォ
観光ガイドではないので宿、レストラン等の情報はない。旧ユーゴ各地に関する短い旅 行記がいくつか集められている。写真が多いので眺めるのによい。旧ユーゴと関係のない、ハルツームやスリランカの旅行記、トルコに関する話が興味深い。

Lonely Planet Italy
たぶんもう5年くらい前の版。イタリアでは主にローマしか観光しなかったため、情報が少ないように感じた。交通機関の情報があまりないのがロンプラの痛いところだと思う。現地のインフォで情報を集めろってことか。ローマ観光だけなら一冊ローマという本を買うべきだった。ローマは友人夫妻の家に泊まったので宿情報は特になし。ミラノで参考にしたピザ屋は結構おいしかった。

The Rough Guide to Switzerland (Rough Guide Switzerland)
リヒテンシュタインを半日観光したためそのページだけコピーして持って行った。はっきり言ってガイドブックも不要なほど見るところがない。

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