2009年12月26日土曜日

Kirchgasse

チューリッヒは散歩向きのところで、一人でぶらぶらとしていても、何も買わなくても歩いているだけで結構楽しくなってしまう場所だと思う。せっかくだから気に入った場所をここにメモしていこうと思う。

KirchgasseはZuerichseeの東側にある通り。車は通れない。クリスマス前になんとなくぶらぶらとしていたら店毎にひとつずつくらいツリーが飾られている通りに目が留まって、入ってみた。それだけに石畳の坂道と、立ち並ぶ古本屋、アンティークの店の雰囲気と、ささやかなツリーの明かりと、冬の寒さとが一体となっていて、幻想的で夢の世界に迷い込んだようだった。写りが悪いけど写真をいちおう。

From コジマライフ

クリスマスが終わって魔法が解けたようになっているかもしれないけど、古本屋の並ぶ感じのいい通りであることは変わりがないと思うのでまたぶらぶらしてみようと思う。今度はお店に入ってみようかな。


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クリスマス

キリスト教徒ではないし日本の家庭育ちなのでこちらのようなクリスマスの習慣はないけど、せっかくなので昨日の夜は家でディナーとしました。そもそも、ヨーロッパの家庭ではイブは祝うのか、その辺すらよく分からないのだけど。

肉が高く、肉無しライフを送っているのでたまにはと牛肉のカレー(ためしてガッテン流)。前菜はシーザーサラダ。ワインはCoopのワインコーナーで見つけたクロアチアワイン。デザートはBetty Bossiの本に載っていた、アーモンド牛乳ゼリーににんじんソースをかけたもの。

From Zurich

ためしてガッテン流カレーは「ソースを漉す」というプロセスを怠ったために量が増え、さらに食感も離乳食のようになってしまったけど味はよかった。今度はちゃんとレシピどおりに作ろう。シーザーサラダはアンチョビを三匹入れたのが入れすぎだったらしくものすごく濃厚な味になってしまった。サラダはあっさり目が好きなので、今度は別のレシピで作ってみようと思う。

食後しばらくして二人とも調子が悪くなってしまった。たぶんクロアチアワインのせい。9フランくらいしたから激安というわけでもないけど、あまり質がよくなかったのかもしれない。残念。

夫はその後テレビでやっていた「薔薇の名前」と「アンタッチャブル」を見ていたがわたしはネットをしていた。

今日は体調もいまいちだしどうせ街に出ても店は全部閉まっているしさらに雨まで降っているし、とごろごろとして過ごした。明日は少し天気がよくなりそうなので散歩にでも行こうかな。今日は合計12時間以上寝てしまった。

テレビでは夜に古いスイス映画、Bäckerei Zürrerをやっていたのでちょっと見た。イタリア移民とスイス人の織り成す人間模様を描いているらしい。駅の近くにLangstrasseという通りがあり、下町というか、南米系の人が多くいる、セックスショップやストリップバーの並ぶところなのだけど、そこが舞台だった。昔から外国人が多く住むところだったのかも。


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2009年12月10日木曜日

Popstars

ドイツに2006年に旅行したとき、友達が「今から友達とPopstarsっていう番組を一緒に見るんだけど、来ないか」と聞いてきた。ドイツ語はののしり言葉とJaとNeinしか知らなかったのだがなんとなく付いて行き、友達の友達とその同居人と四人で見た。内容は、素人がオーディションを勝ち抜いて、最後にひとつのグループとしてデビューするというもの。女同士のキャットファイトを眺めたり、出演者にツッコミを入れたりするのが楽しくて見るものらしかった。

去年ドイツにやってきて、今度は夫と二人毎週毎週楽しみに見るようになった。三十前後のいい大人がまじめに見る番組ではなく、中学生くらいを対象にしているようだが構わず見た。

今年もスイスでもちろん見た。今年選ばれるのはデュオ。昨日フィナーレがあって、最後まで勝ち残った二組が争っていたのだが、そのうちの一組にスイス人レオがいた。ブラジル系スイス人レオはチューリッヒの南に位置するHinwilという街の出身だそうで、スイスのメディアでも追っていたらしい。最終的にこのレオがいるほうのデュオが勝ち抜いたので、スイスのメディアではどのように扱うのか昨日結果が出たときからわくわくして待っていた。

今日夕方、駅などで配られるフリー新聞Blick am Abendを入手。思ったより扱いは小さかったけどやっぱり載っていた。しかし、スイス人の視線はことのほか冷たかった。どうも、レオはスイスの別のオーディション番組に出たものの落選し、その後Popstarsに再び応募したらしい。「ドイツだったらいけたみたいだけど、スイスじゃ駄目だったし、どうせ数ヵ月後にはまた携帯を売る仕事に戻るだろうよ」という感じ。レオが負けていたら「スイス人だから落としたんだ!キー!」となるような気もする(実際に、ドイツの別のオーディション番組でスイス人が落ちてニュースになっていた)し、かといってスイスを離れてドイツで成功すればあまりよくは見られないらしい。スイス人はドイツが好きではないようだけど、気になって仕方がない隣国らしい、と再確認した。

ブラジルのドイツ語新聞でも紹介されていた

そしてレオはゲイらしいことも分かった(Blick am Abendのビデオ)。番組内では標準ドイツ語を話してたけど地元ではやっぱりスイスドイツ語。

2009年12月8日火曜日

ドイツ語の発音

ドイツ人に自分の声を録音したものを聞いてもらった。彼曰く、
  1. 抑揚がありすぎる。もっと平坦に発音すべきだ。
  2. 母音が英語のように揺れてしまっている。短母音は短く、長母音は長く、発音し分けること。
らしい。難しい。声の高さはドイツ語用声の高さのほうがいいらしい。日本語バージョンだと、「Rの音が消えている」そうである。

あとGesellschaftの発音がどうしてもできない。seは日本語の「ゼ」じゃないし、Lを語頭と語末以外で発音するのは難しく、schは私にとってLR以上の難関。

2009年12月6日日曜日

クリスマスマーケット

ドイツに戻る用事があり、せっかくなので友達に会いに小旅行もくっつけて四泊五日のドイツ旅行をしてきました。

今の季節はドイツ人はクリスマスマーケットに夢中。もちろん観光客、留学生も夢中。去年ドイツに住んでいたときはあまり魅力がよく分からず、日本人の友達がいろいろな街のクリスマスマーケットを嬉々として訪ねているのを見て首をひねっていました。でも、離れてみるとドイツのマーケットにはなんとも言えない魅力があると気づきました。チューリッヒでも数箇所でクリスマスマーケットが開かれているものの、どことなく商売の匂いがして、あまりうきうきしない感じです。ツリーが立ち、商品やら食べ物やらのスタンドが立ち並ぶのは同じなのに。

ドイツのクリスマスマーケットの魅力は、「浮かれるドイツ人」にこそあるんじゃないかと。文字通り老若男女が楽しんでいます。中年男女もトナカイやサンタクロースの帽子を被り、グリューワイン片手におしゃべりしています。中高生も友達や恋人とやってくる。大学生もやってくる。もちろん親子連れもやってくる。そして背後にかかるしょうもない歌謡曲。手作り感あふれる素朴すぎる看板や電飾。普段何をしているのか疑問に思うような風貌のソーセージ屋の親父。街の有志の音楽隊による音程の外れた音楽。手作りクリスマス劇。屋外なのでめちゃくちゃ寒い。毎年デザインが変わるグリューワインのマグカップ(あまり洒落ていない)。そうしたものが渾然一体となって、いなたくも病み付きになる雰囲気を醸し出しているのではないかと思います。

最近いろいろなところでクリスマスマーケットをやっているけれど、ドイツ人なしではぜんぜん違うものになってしまいそう。スイス人がわざわざドイツまでクリスマスマーケットに出かけるのも分かる気がします。

2009年11月29日日曜日

スイス生活

気づいたらまた更新しないまま数日経っていました。どうしたらいいのだろう。ブログのネタをコルクボードに書いて貼っている人がいたけど、ある程度定期的にまとまったことを書こうとするならそれ位するべきなのかも。

スイス生活で気づいたことをメモ的にとりあえず書いておこうと思います。

1. 肉が高い
ドイツと比べると高すぎる。日本よりもさらに高い。たとえば、ひき肉300gで500円くらい。COOPで売っている肉は基本BIOらしいので、そのために高いのかもしれない。ドイツでもBIOの肉は高いとの話だった(買おうとしたこともないので分からない)。ポストに入るチラシによれば、DennerやLIDLではドイツ並みに安く売っているようだ。
2. チラシが入る
毎日投げ込みのチラシが入る。スーパー、家具屋、大型電気店が主。
3. タイムテーブルが変わっている
日本よりもすべてが1~2時間ほど早めに動く。たとえば、会社の始業時間、スーパーの開店時刻は朝八時。夜も八時くらいになると街が閑散としている。
4. ドイツ嫌い
ドイツとの差別化を図っている。スイス人の愛国心はとても強いように思う。ドイツのような暗い過去の歴史がないためか、スイスの旗がいたるところに飾られている。国旗のついたシールをバイクなどに貼っている人もいる。

他にもいろいろとあります。スイスは不思議の国だと思います。
ちなみにBIOというのは、有機農法で育てられた野菜とか肉とかのカテゴリを指すものと解釈しています。BIOでない製品よりも数割増のお値段です。まったくの余談ですが、ドイツ人がBIO製品を買うのは、「味がいいから」ではなく、「体にいい」「環境にいい」という理由からであると授業で教わりました。「舌ではなく、頭で食べる傾向があるということを覚えておいてください」と先生が言っていました。

チューリッヒはたくさんの移民を抱える都市のはずなのにコスモポリタンな雰囲気はなく、むしろ良くも悪くも田舎っぽく閉鎖的であると思います。金融でここ百年くらいの間に突然大金持ちになった山間の国ならではの独自性があるのではないかという気がします。ドイツにいた間は申し訳ないくらいドイツに興味がなかったのに、スイスには興味津々です。

2009年11月26日木曜日

発音について

たまに自分のドイツ語発音を録音して聞いてみていたのですが、いつも声が詰まって苦しそうに聞こえるのが気になっていました。発音しているときは息苦しいわけでもないのに、実際の音を聞くと無理がある。ふだん、ドイツ人のおばちゃん店員の真似をして高い声で話しているときにはよく似ているらしく、声もちゃんと出ているので、ある日そのおばちゃん声の高さのまま通常のスクリプトを読んでみました。そうしたら、ずいぶんドイツ語らしくなりました。多少アニメ声っぽくなるのが気になりますが、苦しそうなのよりはずっといいので、普段の会話でもその声で話せるように練習中です。

高さの目安としては、ドイツ語のUウムラウトを発音しやすい高さを探して、その高さを基準にするがいいのではないかと思います。ドイツ語O及びUもいいのですが、日本語にない音のほうが高さが分かりやすいはずです。この音は普段の地声でそれらしく発音しようと思うとかなり低い声になってしまうので、苦しかったようです。

あと、頭のてっぺんから声を出すような感じもよいみたいですが、人に伝えるのは難しいです。

スペイン語を学習しているときには声の高さはあまり気にしたことがありませんでした。日本人らしさから抜け出すのは難しいものの、日本人が発音で困ることはほとんどない言語です。一方、ドイツ語は声の質から変えないと滑らかに発音することすら難しい言語だと思います。

今後のドイツ語の課題はNの音をちゃんと発音することですが、これはスイスドイツ語ではあまり必要ないようです。ドイツのドイツ語ではこの音をきちんと発音しないと間抜けになってしまうような気がしますが。

英語に関しても、声質を変えてみたら、ずいぶんと発音しやすくなりました。英語用の声は、ドイツ語より低め、日本語よりは高め、金属的な感じですがこれまた言葉で説明するのが困難です。

近々ドイツ人に会う機会がありそうなので、声を変えてどちらがいいか発音チェックを頼もうかと思います。

2009年11月25日水曜日

今後

十月よりスイスに住んでいます。国が変わるとはいえ、昨年に引き続きドイツ語圏だし、楽かな?と思いきや、言葉もずいぶん違うし習慣もずいぶん違うし友達もいないし…とスタートからつまづき気味です。でも、スイスは観光面では、すばらしくよいところだと思います。

なんらか有用な情報を提供できたら、と始めたのに相変わらずの放置っぷり。今後は、スイス生活を少しずつと、カタルーニャ語の学習情報を提供できたらいいなと思っています。

2009年9月16日水曜日

試し

新しいアドオンを入れたのでそれで書いてみます。ScribeFireというものなのですが…。いろいろなアドオンを入れると競合するのかなんなのかFirefoxがまともに動かなくなるときがあるので、様子を見ながら使わなければ。

2009年9月2日水曜日

慌ただしい

引っ越しが近づき、家探しにスイスドイツ間を数回往復するなどばたばたしてます。

絵本を読むことはいちおう続けています。
  • Paul Maar, Miriam Cordes. Der Wutkuchen
  • Cornelia Funke. Mick und Mo im Wilden Westen
  • Ulli Schubert. Eine Klasse voller Monster
  • Cornelia Ziegler. Auf Räuberjagd
  • Erhald Dietl. Drei dicke Freunde feiern Weinacht
だいぶ慣れてきたのでミヒャエル・エンデを終わらせようと開いたら、やっぱり難しい。今読んでいるシリーズは、文字を習ったばかりの小学生に読む練習をさせるためのものなので文法も破格していないし、変な単語も出てこないのだけど、エンデにはけっこう出てくる。いちおう五歳児からということになっているものの、親が読み聞かせた場合の話らしい。

学校でのみ読み書きを習う場合と、親が小さい頃から読み聞かせなどしている場合とではかなり語彙の量が変わってくるだろうな。そこから先は本人がどれくらい本を読むかにかかってくるのだろうけど…。

2009年8月26日水曜日

ドイツ語があまりにできないのに恐れを抱いて絵本を読むことにしました。読書好きとしては大人レベルの本を読めないことは沽券に関わるのだけど、仕方がない。それも、子供が本を読み始める頃に使うErstes Lesen(初めての読書)というカテゴリーの本を読んでいます。ミヒャエル・エンデの五歳児向けの本が理解できなかったため潔く名作子供文学はあきらめることにしました…。

今まで読んだ本リスト
  • Ulli Shubert. Hannes und der Mädchengeburtstag
  • Hortense Ullrich. Leanders Mutprobe
  • Dagmar Geisler. Miss Pim in Gefahr
  • Daniel Napp. Dr. Brumm will's wissen
  • Petra Wiese, Dunja Schnabel. Schulferiengeschichten
  • Edith Schreiber-Wicke. Kater Kamikaze
  • Edith Schreiber-Wicke. Jetzt kommt Kurt!
  • Dagmar Geisler. Karolina und Miss Pim in der Schule
  • Die Prinzessin im Supermarkt
他に7冊くらい読んだはずなのですが、メモを取り忘れたためタイトルがわかりません。

何冊か読んでみて感じたのは、ドイツの普通の子供の生活を描いたものはわかりにくいということ。それにあまりおもしろくない。ドイツ人の子供が読むには、自分に身近な問題、風景でとっかかりやすいのでしょうが。また、ドイツの子供文化を知りたければ楽しいと思います。動物が出てくるもの、ファンタジーっぽいものは取っつきやすかったです。このリストにはありませんが、サッカーチームの話がいちばん読みづらかった。

ドイツの図書館で探す場合、Erstes LesenとかLeseProfiとかいうコーナーが子供図書室にあるはずなので、そこで探してみてください。

2009年8月17日月曜日

発音メモ

発音が困難だった単語および自分の耳で聞いても明らかに発音できていない単語
  • silver
  • around
  • flower
  • colorful
  • vegetable
  • recognition
  • during
おなじみの単語ほど難しい。「シルバー」「フラワー」「ベジタブル」とインプットされてるからなあ。

今度日本に一時帰国するときに英語発音本を買ってこようかと検討中。

しかし「日本人が混同しやすいが英語話者は区別している音を言い分ける」練習は必要だけど、それ以上のネイティブ的発音を誰もが身につける必要はあるのか。あと、「子供が外国語を身につける方法」は大人にはあまり有効ではなく、自分の能力が衰えたことを実感させられるだけで辛い。大人が耳からだけ学ぶのは無理があるんじゃないかなと。

2009年8月13日木曜日

英語の発音メモ

英語を真剣にやってみたらわかった発音の問題点:
  • -able等の発音
  • Lが語頭以外に来て子音と連続する場合の発音
  • gの発音
  • aの発音
  • rの発音
  • lとrが一つの単語の中に混在する場合の発音
  • -fulの発音
  • 冠詞の発音(強く発音しすぎる)
  • sの発音
  • thの発音(スペイン語化)
  • 強弱アクセントではなく、高低アクセントで聞き取り、再生
googleで検索したら発音に関するブログやらメルマガやらが大量に出てきて、日本人の英語熱の凄さを実感した。で、Lの問題は「クリアL」と「ダークL」の違いとやららしくて、日本人が悩まされる問題の一つらしい。実際どうしたらいいのかはよくわからなかった。peopleを「ピーポー」といったり、impossibleを「インポッシボー」とするような感じで正しいようなのだが、もう少し詳しいところを知りたい。

語学学習ブログのつもりだったし

久しぶりに英語の話など。

語学学校も終わったし仕事も来ないし(在宅の登録をしているのだが…不況だからか駆け出しだからか?)時間があるので英語の勉強を始めました。一日のメニューは、English Grammar in Useを2課、The Merriam Websterの単語の本のクイズ一区切り分(語根2つ単語8つ)、VOA Special English2分間分のディクテーションをしたあとシャドウイングを10回くらい(録音して発音を確認)。一時間半から二時間はかかる。

ディクテーションは、最初BBCの普通の番組を使おうとしたのだけど、イギリスジョークがきつすぎるし早すぎてシャドウイングがきちんとできず、どうしても発音が適当になるのでやめた。VOA Special Englishはディクテーションの練習には簡単すぎる気もするけど、それでも冠詞と前置詞を聞き漏らしがちなのでこのまましばらく続けてみようと思っている。

English Grammar in Useはアマゾンレビューでも評価が高い。内容は、多分高校自体に文法の時間に習ったことばかりなのだろうけど、あらためて英語で使えそうな文脈で説明されると目から鱗!というかわたしはこれまで一体何をやっていたのかと深く反省させられる。知らないことがいっぱい載っている…。「過去形の疑問文にはdidを使います」という中学の文法みたいなことも書いてあるが、受験英語から、自分で発信できる英語への橋渡しにぴったりじゃないかと思う。音声があったらもっとよかったのにな。

単語の本は豆知識が多くておもしろい。「カナダ人はカナダがアメリカの付属物と思われているのではないかと恐れています」とか、「社会福祉は人々のやる気をそぐので社会に有害だと考える人もいます」とか、なんかアメリカっぽい!と思わせる文章も満載。アメリカの高校生向きなのでそこまで難解ではないが、ある程度英語を読むのが苦にならない人(本文を辞書なしで理解できるレベル)向けの本。単語も日常会話では使わなさそうなものが多い。新聞の気取った文章とかが読めるようになるのではないかと思う。たまに医学用語なども混ざっている(「盲腸」とか「壊死」とかそういうレベルなので専門用語ではない)。

VOAもアメリカの国策放送だから内容はまあアメリカ礼賛な感じ。アメリカに最近着いて英語を勉強している大人向けという側面がありそうで、やたらアメリカの歴史とか偉人とかの話が多い。単語の難易度と速度を抑えてあるので聞き取りは楽。その分、消えがちな音を知るのに最適で一ヶ月くらいはこのまま続けてみようと思う。

ちなみにポッドキャストの再生には聞々ハヤえもん、自分の声の録音にはSoundEngine Freeを使っています。SoundEngine Freeは録音して再生するだけに使うには高機能すぎる気もするけど使いやすいです。聞々ハヤえもんは再生スピードの調節ができること、AB区間指定してその間を繰り返しできることが魅力。iTunesより断然軽いし。



2009年8月8日土曜日

Pa amb tomàquet

パンにトマト、にんにく、オリーブオイルを塗ったパン・コン・トマテ(カタルーニャ語だとなんと表記すればよいのかわからない。パアムトゥマカット?)はカタルーニャ名物。しかし、アンダルシア出身のクラスメート曰く、「アンダルシアでも普通に食べていた。パンにトマトを塗ってそこにハムを乗せて食べる!カタルーニャの発明だって言ってるが嘘だ」と言っていた。本当のところはよくわからない。

トマトを塗ると風味が柔らかになり、パンも柔らかくなり、ハムといっしょに食べるととてもおいしい。スペインの強烈な味のハム、サラミ類もおいしく食べられる。

パン・コン・トマテ展示会もあるらしい。
la Fira del Pa amb Tomàquet

2009年8月1日土曜日

Mercè Rodoreda, El carrer de les Camèlies


文学作品としては難易度が低い(文章の)。捨て子である主人公が美しく成長し、男の間を渡り歩く…という話なのだが、あまり明るくはなくどちらかというと悲惨。カタルーニャ語がよくわからないため、あらすじを把握しておらず、最後の解説で「パトロンとその仲間数人に数日に渡って乱暴される」などのシーンがあったことを知った。

同じ作者のEl Plaça del Diamantはマルセ・ルドゥレーダ「ダイヤモンド広場」として邦訳されているそうなので、図書館で探してみたら見つかるかもしれない。

こんなのがあった。
カタルーニャ関連邦語文献

2009年7月25日土曜日

Ventura Pons, Foràsters

Foràsters

授業の一環で映画を見た。カタルーニャ語ができないからちゃんとした評価を下すべきじゃないのかもしれないがおもしろくなかった。
まず、物語のキーとなる「よそ者」があまりにもステレオタイプ過ぎる(アラブ関係の人は普段生演奏してずっと歌ってたりしないのではないか。アンダルシア人もセビジャーナスを普段から踊るのか?南米の人が家族大事なのはそうかもと思うけど、それをドミニカ人に直接言葉で語らせるのもちょっと)。あと、21世紀のパートが弱いんじゃないかなあと思った。20世紀のパートは人間関係の濃密さと絶望的な家庭の状況がスリリングでよかったが、21世紀はお互いの関係もなんだかよくわからず。それこそが問題だという話なのかもしれん。最後に、カタルーニャ語で全編通すというのは無理がある気がした。フランコが死んだ直後(と思われる)のスペインで、カタルーニャに移住してきたアンダルシアの家族がカタルーニャ語をしゃべれるのか?フランコ政権下でも、カタルーニャに来たやつはカタルーニャ語をしゃべれという暗黙のプレッシャーがあったのかもしれないが、学校で習えないのだったら子供たちは流暢には話せないのでは…。現在でも、ドミニカ人の家政婦とおじいさんもスペイン語でしゃべるんじゃないかなあ。その辺は月曜日に質問してみるべきかも。



追記(8/1)
質問した。ちなみに、フランコ死去どころか、フランコが生きている時代の話であるようだった。当然公教育ではカタルーニャ語は使われていなかったらしい。先生自身はその日映画を見ることができなかったためはっきりした回答は得られなかった。他の受講生にも大変評判が悪い映画だったそうである。話が重いというのと、異邦人の描き方等があまりにステレオタイプであるという意見を聞いた。
Ventura Ponsはカタルーニャ映画界を代表する監督らしい。テレビ番組、演劇などは良質のものが作られているのに、映画はいまいちとのこと。カタルーニャ語コースで映画鑑賞会でカタルーニャ映画を見るといつも評判が悪いので、今後は打ち切りになるかもしれないという話だった。カタルーニャ語映画を見ようとするとVentura Ponsくらいしかいない。その層の薄さがよくないのだろうか。最近流行りのイサベル・コイシェもカタルーニャの人だが、英語の映画を作っているし、セスク・ガイもスペイン語で映画を撮っている。吹き替えはカタルーニャ語でもたくさんあるようなのだが。

2009年7月20日月曜日

カタルーニャ人のカタルーニャ(語)愛と、「スペインはスペインだしスペイン語話すのそんなに攻撃することないよなあ」という自分の考えに板挟み状態。「自分の母語が徹底的に弾圧される」という状態を考えられないからこそのお気楽さなのか。自分の国なのに、自分の言葉を話しているだけなのになんだか蔑まれたり非難されたりするというのはスペイン人(カタルーニャ以外の)にとって納得のいかないことだと思う。仕事によっては、カタルーニャ語がかなりできないとできなかったりするようだ。憲法には「スペインは複数のnationから成る国である」と明記されているとのことで、カタルーニャの人にとっては今の状況は当然、なのかもしれない。あるべき国としての姿がカタルーニャとその他地域の人(バスクとかはまた別かも)とでは異なるのだろう。

「わたしたちはカタルーニャ人であって、スペイン人ではない!」という人も多いが独立に向けて何らかの動きがあるというわけでもなさそう。複数のnationから成る国家、というのは国家のあり方としてはおもしろい試みなのかもしれないが。どうしてもこういう話題には歯切れが悪くなってしまう。

カタルーニャ語堪能の人でも「カタルーニャ語こそ我が言葉」という人は都市部では少なそうな感じがする。バルセロナから離れるとカタルーニャ政府が理想とするように、日常会話は全てカタルーニャ語だったりするようだが。カタルーニャ語話者の家庭に育っていない人を、教育によっていかにカタルーニャ主義者にしていくかというのは課題なのだろうな。

言葉は文化だから守られるべきである、という意見である。カタルーニャ語は文法がめちゃくちゃだという人もいるようだけど、劣った言語というものはないはずだ。しかし生活レベルになると何が正しいのか判断できない。カタルーニャに根を下ろそうとする人はカタルーニャ語を学ぶべきであろう。でも普段の生活において、スペイン語を母語とする人がスペイン語でコミュニケーションを取ろうとすることになんの問題があるのか?という疑問をぬぐいきれない…。大学にでも行かない限り大人はカタルーニャ語なしでも生活できそう。

南米からの移民の子供にはどうカタルーニャ語を教えているのだろう?スペイン語で教育する他の地域に比べて問題が発生したりしないのか。あと、二言語教育って勉強が得意な人にはかなりいいシステムだけど、そうでない人はハーフリンガルになる場合があったりしないのだろうか。

2009年7月6日月曜日

El Parlament de Catalunya

初めての授業。学校は地元っ子が多いが、東洋人(すでに住んでいる中国人とかだろうか?)もけっこう多い。スペイン語の授業を受けているのかもしれない。

まずクラス分けテストをして、それから遠足に出かけた。バス亭5つくらい先にあるカタルーニャ議会の見学らしい。

説明は全てカタルーニャ語で行われた。そのため私は三割ぐらいわかったかどうかも定かではない。イギリスの議会ができるよりも先にカタルーニャの議会が成立したとか、カタルーニャは世界でも有数のクリーンな政府を実現しているとかのカタルーニャ礼賛が続き、スペイン人のクラスメートたちは苛立っているようだった…。

送信者 Barcelona060709


送信者 Barcelona060709


資料として最後に冊子をもらった。初級クラスなのに、大学生向けの資料が配られたので、それ以外のレベルも見ようとネットを漁った。
小学生レベルは社会見学のしおりのようで、資料と言うよりも教科書やワークのような感じ。それぞれの冊子の見出しで、小学生レベルでは"el meu parlament"(わたしの議会)、中学生レベルでは"el nostre parlament"(わたしたちの議会)、高校生レベルでは"el parlament de tothom"(みんなの議会) "el parlament"(議会)とじょじょに抽象度が増していくのがおもしろい。

議会とは無関係だが、地下鉄の駅でこのようなポスターを見て度肝を抜かれた。

送信者 Barcelona060709


「わたしは卵子の提供者.com」である。スペインは意外と移植医療などが進んでいるので、こういうことも普通なのか?革新的な政策を次々に打ち出し、移植医療でも新しいことをたくさんしているけれど、その一方で宗教的な保守的な層もけっこういるのではないかと思う。社会のきしみは結構大きいのかもしれない。

2009年7月5日日曜日

Hospital de Santa Creu i Sant Pau

カタルーニャ・モデルニスモの代表作の一つ、Hospital de Santa Creu i Sant Pauの見学に行きました。スペイン語のツアーに参加しましたが、ガイドのお兄さんはたびたびスペイン語とカタルーニャ語を混ぜていました…。中を見れたのは入り口にある建物だけで、あとは外からの見学。45分間で中も見れなくて5ユーロは少し高いような気がする(年金生活者、高校生以下などは割引あり)。

この病院は15世紀に建てられた病院が前身となっている。Lluís Domènich i Montanerが設計し、その死後は息子があとを継いだ。銀行家Pau Gilが大部分の建物のパトロンとなっている。寄付の条件として名前を建物に残すことを望んだため、イニシャルのGとPが至る所に見られる。他の寄付者による建物は、M(Manuel)などの文字がデザイン化されて建物を飾っている。

モデルニスモはロマン主義と歩調を合わせていた。そのため、カタルーニャならではのシンボルの追求が見られる。また、自然のモチーフを取り入れるのも特徴。花のモチーフは生の儚さを示すと共に、再生も示すという。また、生の象徴として太陽のモチーフも見られる。

この病院が建てられた20世紀初頭、近代的な病院を作るという取り組みではあったが、宗教的な考えも今よりも力を持っており、そのため、聖人や天使など、キリスト教的なモチーフも多く用いられている。

建物はごてごてしているように見えるが、煙突のような突起は空気の循環のためのものだったりと、実用的な作りになっている。

送信者


ツアー参加者の特典、チャペルの見学

送信者 Barcelona050709


食堂。これは、壊された教会のファサードを救出して貼り付けたらしい。この建物は、息子によるもの。Montanerの死後、資金も潤沢ではなくなり、モデルニスモの流行も去り、息子はよりシンプルな設計をすることを選んだ。
また、この場所でバルセロナでは数多くの20世紀初頭の建物が60年代、70年代に壊されたと聞いた。

送信者 Barcelona050709


実用的な情報:
Hospital de Santa Creu i Sant Pau
ガイド付きツアーの集合場所は以下。病院の敷地内に入ってすぐの建物の中にブースがあり、そこでお金を払う。
Centre de Modernisme:
C. Sant Antoni Maria Claret, 167
08025 Barcelona

ツアーの時間:
10.15h (英語), 11.15h (カタルーニャ語), 12.15h (英語), 13.15 (スペイン語)

値段:
大人5ユーロ。年金生活者、失業者、未成年は半額。

所要時間は約45分。建物の中は今のところほとんど見れないが、病院としての役目を終えたらしい(新しい建物に病院としての機能は移転)ので、あと一年くらいしたら見れるようになるのかもしれない。外から見ただけでも、天井中モザイクだったりしてとても美しかった。

Hospital de Santa Creu i Sant Pau及びその他のモデルニスモの建物については以下のサイトを参照ください。
Ruta del Modernisme

Barcelona

昨日からバルセロナにやってきました。湿度も高く、気温も高く、日差しも強く、かなりしんどい夏です。でも、ここ数年の日本の夏に比べれば楽だと思います。

バルセロナではカタルーニャ語を一月習う予定です。というのも、Institut Ramon Llullという、カタルーニャ語を広める機関の奨学金に当たったためです。明日からついに授業が始まります。というより、すでに始まっているのですが、ドイツでDSHという外人のための大学入学資格のテストを受けていたので最初の三日間参加できませんでした。

語学学校は、通称EOI、正式名称Escola Oficial d'IdiomesのDrassanes校のカタルーニャ語夏期講習に通います。値段も安く(80時間で300.60ユーロ)、評判のいいところだそうです。ゴシック地区にあって観光にも便利そうです。スリなどが多い地域だそうですが…。


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授業内容などについておいおい書いていきたいと思います。

2009年6月25日木曜日

発音の問題

ドイツ語では発音に苦労させられる。schiの発音が悪いらしく、直される。日本語の「シ」ではないということは分かるが、何なのか?というのはわからない。カタルーニャ語にも似たような音xiというのがあり、それは「チ」に近い音だった。「中級ドイツ語のしくみ」(良書!)にも難しい音としてschの音が挙げられていた。何とかならんのかねえ。LR問題も大きいが、日本語に似た音があって、でも実は違うっていうのが最もめんどうだ。Oウムラウトは全然問題ないのだが。発音は年々習得しづらくなっているのを感じるわ。スペイン語はつくづく発音の楽な言語だった(日本人にとって。ドイツ人にはかなり難しいらしい)と実感する。

2009年6月23日火曜日

Pau Arabajos

ドイツ、フランスをツアー中のカタルーニャ人(バレンシアの人らしい)歌手。先週わたしの住んでいる街にやって来たので聞いてきた。Institut Ramon Llullのニュースにもなっている(Gira del cantautor Pau Alabajos per França i Alemanya)。

一曲ビデオを貼っておきます。

カタルーニャの地理

おもしろすぎて本業(現在はドイツ語学習…)が疎かに。

Catalunya del Nord
フランスのカタルーニャ地方を指す。
追記(7/5)
カタルーニャのテレビの天気予報では、ペルピニャン(フランス、カタルーニャの北側に位置する)も地元扱いだった。
El Principat
本来のカタルーニャを指す(あとで補足)。
Franja de Ponent
現在はアラゴン。カタルーニャ語地域。

http://www.enciclopedia.cat/fitxa_v2.jsp?NDCHEC=0016436

2009年6月21日日曜日

食事関係の豆知識

このエントリもParla.catのレッスンからの引用です。今まで適当にやっていたけど、かなりカタルーニャのいろいろなことに詳しくなるよ…。
  • un quintoとuna mitjanaとは、ビールを注文する言い方。un quintoは200-250cc。una mitjanaは三分の一リットル。あんまり変わらなくないか?
  • レストランでは、普通は一本ワインを注文してそれを分け合う。
  • 前菜(el primer plat)、主菜(el segon plat)を食べたあとで、デザートを注文する。
  • el bar de copasまたはun pubは、閉店しない(休日も開いているってことだろうか?昼休みも普通はないと思う。でも、バジャドリードでは夜中の何時かには閉まるようになっていた)
  • la carn molt fetaとは、火で長い間焼いた肉のことを表す。
  • aigua naturalおよびllet naturalとは、熱くも冷たくもない水および牛乳を指す。
  • レストランでは、月曜日から金曜日のお昼のみメニュー(定食のようなもの)を提供している。
  • 食事をする前には、bon profit!という習慣がある。
  • el vi de la casa(ハウスワイン)は、メニューには載っておらず、たいてい最も安いワインのこと。
  • チップを渡すのは義務ではないが、習慣になっている。

2009年6月17日水曜日

ワインとカバ

四ヶ月くらい前から、Parla.catでカタルーニャ語の勉強をしています。このプログラムはかなりよくできている上に無料(チューターをつけると有料)なので、カタルーニャ語に少しでも興味がある人はやってみたらいいと思う。
今回のスキットにワインとカバ(日本語版wikipedia / カタルーニャ語版wikipedia)についての説明があったので、日本語に直してメモしておきます。カタルーニャに旅行したら役立つかもしれない。

Penedès
Penedèsで作られたワインの名称。

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blanc
白ワイン

rosat
ロゼ

brut
辛口のカバ。
カタルーニャ語版wikipediaより、

* Brut Nature, sense sucre afegit.
* Extra Brut, fins a 6 grams de sucre per litre.
* Brut, fins a 15 grams
* Extra Sec, entre 12 i 20 grams
* Sec, entre 17 i 35 grams
* Semisec, entre 33 i 50 grams
* Dolç, més de 50 grams

ということなので、超辛口というわけではないけど、辛めではあるらしい。

Priorat
Prioratで作られたワイン

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negre
赤ワイン

2009年2月7日土曜日

US-President Barack Obama drückt bei seinem Milliarden-schwieren Konjunktur-Programm aufs Tempo.
US-Präsident Barack Obama drückt bei seinem milliardenschweren Konjunkturprogramm aufs Tempo.

Er wolle das Gesetzespaket kommen der Woche zur Unterzeichnung auf seinem Schreibtisch haben, erklärt Obama, mit Blick auf die Anhalten den Verhandlungen im Senat.
Er wolle das Gesetzespaket kommende Woche zur Unterzeichnung auf seinem Schreibtisch haben, erklärte Obama mit Blick auf die anhaltenden Verhandlungen im Senat.

Sollte der Plan nicht rasch ungesetzt werden, stieh die Wirtschaft vor einer Katastrophe, warnte Obama.
Sollte der Plan nicht rasch umgesetzt werden, stehe die Wirtschaft vor einer Katastrophe, warnte Obama.

Ungeachte seiner Appele, behallen die opositionelle Republikaner weiter darauf, denn Unfan des inzwischen (auf mehr als) 900 Milliarden Euro angewachsenen Pakets zu verringern.
Ungeachtet seiner Appelle beharren die oppositionellen Republikaner weiter darauf, den Umfang des inzwischen auf mehr als 900 Milliarden Euro angewachsenen Pakets zu verringern.

Außerdem wollen sie darin einen füllen Anteil an Steuererrichtungen verankann.
Außerdem wollen sie darin einen höheren Anteil an Steuererleichterungen verankern.


Deutsche Welle, "Langsam gesprochene Nachrichten "の2月6日付けトップニュースでディクテーションをした。青字がオリジナルテキスト、黒字がわたしの赤字が間違えたところ。学校でも毎日ディクテーションをしているけど、先生がかなりゆっくり、わかりやすく発声する上口の動きを見てfかchか判断することもできるためわりとよくできる。しかしこれは…。
  • 日本人の間違いの定番、lとr。
  • eとi
  • üとö
  • nとm
  • 語末のeを聞き取れていない
  • 過去分詞及び現在分詞の形容詞化に弱い(これはこうした文章になれていないためだとは思う)
聞き取りを鍛えるのは限界があるので、文法をきちんと勉強して単語を覚えていくしかないのだろうね。

2009年1月19日月曜日

porque + 接続法

Wikipediaで、"Al vent"の項を見ていたらこんな発言が引用されていた。
No pasa nada porque haya una canción en catalán.

「カタルーニャ語の歌など存在していないのだから、何の問題もない」(意訳)という意味だと思うのですが、接続法の問題としてちょっと興味深いのでメモ。no porque + 接続法ってのは、大学でもやったんだけど、こっちは授業では習っていないと思う。文法的な説明があったら補足するつもり。


補足1。

Al Ventとは、Raimonによって歌われたカタルーニャ語によるポップソングで、70年代の反フランコ体制の象徴として、またカタルーニャ文化の独立のキャッチフレーズとしての役割を担った。いっしょにこの歌(ガリシア人の歌手が歌った)を聞いたカタルーニャっ子は「泣きそうになった!」と言っていた。今もなお愛されている歌らしい。
反フランコ体制の象徴って、スペインの他の地域でもそうだったのかね?例えばバジャドリードとか?バジャドリードは今でもFachadolid(facha=falangista)と言われるほどの保守的な地域でカタルーニャ語の歌にシンパシーを感じるとは思えない。他の地域でもカタルーニャへのまなざしはけっこう冷たいと思う。



補足2。
文法的な問題について。
J.Borrego, J.G.Asencio, E.Prieto, El subjuntivo: valores y usos(SGEL)の147ページから149ページに解説がありました。147ページのReglaを引用:
Lo más normal es que se construyan con indicativo. No obstante, las introducidas por el nexo PORQUE se construyen con subjuntivo cuando se pone en duda o se niega la validez de la causa.

通常、原因を表す文には直説法が用いられます。しかし、原因の有効性を疑う場合、または否定する場合には、PORQUEによって導かれる原因を表す文に接続法が用いられます。

例えば、例文を引きます。例文の番号は振り直しました。
(1) No juego con vosotros porque estoy aburrido.
(2) No juego con vosotros porque esté aburrido.
(3) Juego con vosotros (pero) no porque esté aburrido.

(1)はもちろん、「退屈だから僕は君たちとは遊ばない」。(2)になると、「退屈だから僕は君たちと遊ぶのではない」という意味になる。つまり、意味的には(3)と言い換えることができる。「僕は君たちと遊ぶが、それは退屈しているからではない」。

あ、しかし、これだとNo pasa nada porque haya una cancion en catalanが「問題はあるが、それはカタルーニャ語の歌が存在しているからではない」ということになってしまうのか?今度カタラナたちに聞いてみようかな…。

2009年1月11日日曜日

La zona fantasma. 11/01/09

未完成だけど、取りあえず。La zona fantasma. 11/01/09より


意外と分からない単語が多くて動揺する。しかしJavier Maríasはわりと愚痴っぽい人だな…。


galopante
1. adj. Que galopa.
2. adj. Dicho de algún proceso, y en especial de alguna enfermedad: De desarrollo y desenlace muy rápidos.

franja
1. f. Guarnición tejida de hilo de oro, plata, seda, lino o lana, que sirve para adornar y guarnecer los vestidos u otras cosas.
2. f. Faja, lista o tira.

frívolo, la
1. adj. Ligero, veleidoso, insustancial. U. t. c. s.
2. adj. Se dice de los espectáculos ligeros y sensuales, de sus textos, canciones y bailes, y de las personas que los interpretan.
3. adj. Dicho de una publicación: Que trata temas ligeros, con predominio de lo sensual.

huero, ra.
1. adj. Vano, vacío y sin sustancia.

falacia.
1. f. Engaño, fraude o mentira con que se intenta dañar a alguien.
2. f. Hábito de emplear falsedades en daño ajeno.

irrefutable.
1. adj. Que no se puede refutar.

refutar.
1. tr. Contradecir, rebatir, impugnar con argumentos o razones lo que otros dicen.
2. tr. ant. Rechazar, rehusar.

un palo, al agua.
1. locs. verbs. coloqs. haraganear.

haraganear
1. intr. Rehuir el trabajo.

horripilante.
1. adj. Que horripila.
2. adj. Muy feo.

orfeón.
1. m. Sociedad de cantantes en coro, sin instrumentos que los acompañen.

retahíla.
1. f. Serie de muchas cosas que están, suceden o se mencionan por su orden.

a lo sumo.
1. loc. adv. A lo más, al mayor grado, número, cantidad, etc., a que puede llegar alguien o algo.
2. loc. adv. Cuando más, si acaso.

pandereta.
1. f. Pandero con sonajas o cascabeles.
2. f. coloq. Cuba y Ur. Nalgas, especialmente las de la mujer.
3. f. pl. u. c. sing. com. C. Rica. Persona excesivamente religiosa.

sandez.
1. f. Despropósito, simpleza, necedad.
2. f. Cualidad de sandio.

parche.
1. m. Pedazo de tela, papel, piel, etc., que se pega sobre una cosa, generalmente para tapar un agujero.
2. m. Trozo de lienzo u otro material semejante que contiene un medicamento, y se pone sobre una parte determinada del cuerpo.
3. m. Círculo de papel untado con pez o trementina y adornado de cintas, que como suerte de lidia se ponía en la frente del toro.
4. m. Cada una de las dos pieles del tambor.
5. m. tambor (‖ instrumento musical).
6. m. Cosa sobrepuesta a otra y como pegada, que desdice de la principal.
7. m. Especialmente en la pintura, pegote o retoque mal hecho.
8. m. coloq. Solución provisional, y a la larga poco satisfactoria, que se da a algún problema. No ponemos más que parches y la situación empeora.

horrendo, da.
1. adj. horrible.

desvirtuar.
1. tr. Quitar la virtud, sustancia o vigor. U. t. c. prnl.

ratonero, ra.
1. adj. Perteneciente o relativo a los ratones.
2. adj. coloq. Ur. engreído. U. t. c. s.
3. f. Trampa en que se cogen o cazan los ratones.
4. f. Agujero que hace el ratón en las paredes, arcas, nasas, etc., para entrar y salir por él.
5. f. Madriguera de ratones.
6. f. Trampa o engaño urdidos con el fin de coger a alguien.


その他人名など

el señor Forges
Forges
la página oficial de Forges
El País


Dire Straits

最終段落の、La Facultad de Filosofía y Letras de Madrid en la Segunda República. Arquitectura y Universidad durante los años 30の下りに出てきた人名。

Ortega
José Ortega y Gasset

Zubiri
Xavier Zubiri

Menéndez Pidal
Ramón Menéndez Pidal

Besteiro
Julián Besteiro

Gaos
José Gaos

Morente
Manuel García Morente

Sánchez Albornoz
Claudio Sánchez-Albornoz

Salinas
Pedro Salinas

Américo Castro
Américo Castro

2009年1月5日月曜日

Sor Maravillasの件

もうスペインではすっかり解決した出来事のようだけど、キリスト教国家としてのスペインのあり方とか、内戦の傷跡とか、そういうのが表に出ている一件だと思うので興味深い。

以下メモ
Sor Maravillas en el Congreso(El Pais)
Sor Maravillas, la monja integrista(El Publico)
El Publicoは左派系の新聞。本部はマドリード。例のMiquel Barceloがロゴをデザインしたそうである。代表者Ignacio Escolarのブログもある。
Santa Maravillas de Jesus
EL ES EL MILAGRO DE SOR MARAVILLAS
Sor Maravillas, símbolo de la desmemoria

スペインの政党

12月28日付けの記事を書いていて、スペインの政党をPPとPSOE以外まるで知らないことに気づいた。手元に日本語のレファレンスがないので、またもWikipediaに頼るしかないのだけど、少しだけ調べてみる。

政党名略称(正式名称)

CIU(Convergència i Unió)
集中連合。カタルーニャの政党。

ICV(Iniciativa Ciudadana Vasca)、バスク語名Euskal Hiritarren Egitekoak (EHE)
バスクの政党

ICV(Iniciativa per Catalunya Verds)
カタルーニャの政党。ecosocialismoらしいけど、それって何なのか…

PNV(Partido Nacionalista Vasco)
バスク民族主義党。バスクの政党

ERC(Esquerra Republicana de Catalunya)
カタルーニャの政党

IU(Izquierda Unida)
左翼連合

PP(Partido Popular)
国民党

もう力尽きた。日本の政党もよく知らんが、公明党や自民党の立ち位置はなんとなくわかるくらいの知識がある。スペインの政党もそれくらいの知識でよいのでほしいのだが。

2009年1月4日日曜日

La zona fantasma. 04/01/09

今回も、Javier Marías, LA ZONA FANTASMA. 4 de enero de 2009. Disfrazados de mayoresから。今回は、同窓会で4歳から16,7歳まで過ごした仲間と再会した感慨を述べているので、あまり難しい単語がなかった。


hacer las paces.
1. loc. verb. reconciliarse (‖ volver a las amistades).

resguardo
1. m. Guardia, seguridad que se pone en una cosa.

antaño
1. adv. t. En tiempo pasado. U. t. c. s.

por ende
1. loc. adv. por tanto.

diáfano, na
1. adj. Dicho de un cuerpo: Que deja pasar a su través la luz casi en su totalidad.
2. adj. claro (‖ limpio).
今回は2.の意味。