2010年7月13日火曜日

Ticino旅行

気づいたら三ヶ月もあいていた。その間に日本に帰ったり小旅行したりワールドカップ日本戦スタジオ観戦に参加したり私の両親がこちらに遊びに来て案内したりといろいろとあった。

メモ的にTicino旅行記をとりあえず書く。

スイスを全然旅していないので、八月末に迫るスイス発を前にいろいろと行っておかなければ、ということで最初に出た案はミュスタイアだった。スイスの東の果てで、スイス人にとってもかなり田舎らしい。鄙びたところ大好きな私としては最高で早速案も作ったのだが、スイスだから山歩きしなきゃ!ということもあって、前々から興味のあったティチーノ(ドイツ語ではテッシン)に変更。

ガイドブックを各種借りだして検討した結果、ルートは以下のようになった。
1日目:チューリッヒからAiroloまで電車で入り、そこからStrada Altaというハイキングルートを歩く。約五時間半のルート。終点のBoscoよりFaidoまでバスに乗り、そこから電車でBellinzonaまで行く。Bellinzonaのユースホステル泊。
2日目:Bellinzonaを観光後、Locarnoへ移動。Locarnoにはローマ時代のガラス製品を展示する博物館があるらしいのでそこへ。夕方Zurich行きの電車に乗って帰宅。

1日目メモ
  • Strada Altaは舗装されている道が多かった。最後の森の下りを除けば歩きやすいが少し物足りないかも。景色は素晴らしい。
  • ちょうど前の週までの雨が上がっていいお天気だったので、牧草の刈り取りと丸める作業を行っていた。牧草アレルギーがある私には厳しかったようで、かつてないほどの鼻炎に苦しめられた。日本でイネ科とかのアレルギーがある人はヨーロッパでの散策は要注意。
  • BoscoからFaidoまでのバスはつづら折りをガンガン下りていく。途中で同僚と電話を始める運転手…怖い。
  • Bellinzonaのユースホステルはサービスがあまりよくなく、西日が当たる上に風通しも悪くて猛暑、さらに近くに線路が通っているので全く快適ではなかった。
  • 電車から見ただけだけど、2つの谷が合わさるBiasca辺りの風景は圧巻。ゆっくり散策したら面白いところかもしれない。ロマネスクの古い教会もたくさんあるらしい。
2日目メモ
  • Bellinzonaは3つ城があることで有名。世界遺産にも指定されている。が、世界遺産大好きの日本人を全く見なかった。東洋人の観光客皆無。
  •  Ticinoの州都のわりにこぢんまりしているが、城の無骨さと下界のいくつかの建物の優美さと山々の雄大さが一気に楽しめる素敵な街だった。
  •  城の中の考古学博物館に行ったが年代が一切書いていない。関連があるかのように突然エジプトのファラオの説明があるし…もちろん何の関連もない。説明は全てイタリア語。
  •  Locarnoはリゾート気分漂う場所。アイス食べた。
  • ヴィスコンティ城に行ってローマのガラスを見る。城は思ったよりも立派ではなく、朽ち果てそうだったけど展示品は興味深かったらしいのでよかった。
  • 広場のカフェでイギリスドイツ戦を見た。ドイツ語圏スイス人はドイツ嫌いってことになってるけど、それらしい人達がドイツ応援していた。私たちのいたカフェの放送はなぜか数秒間遅れており、そのためにゴールが決まるか外れるかあらかじめ分かってしまうという残念な結果に。
  • 夕食食べて帰ろうかと思ったけどぴんと来ずサンドイッチ買って帰宅。旅先でおいしいものにありつくのは難しい。食べ物関係が原因で旅先で揉めることが多いような気がするな…。
お金関係
  • ZurichからAirolo 一人19フラン(Halb Tax使用)
  • OscoからFaido Stazione 一人2.20フラン(Halb Tax使用)
  • FaidoからBellinzona 一人7.9フラン(Halb Tax使用)
  • BellinzonaからLocarno 一人4.10フラン(Halb Tax使用)

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