2010年7月20日火曜日

ティチーノ旅行:1日目(6月26日)

チューリッヒ-アイローロ(スイス国鉄)
アイローロからボスコまでストラーダ・アルタをハイキング
ボスコからポストバスでファイド、ファイドからベリンツォーナまでスイス国鉄

7:31発の電車で出発。アイローロまで一本で、二時間弱で着く。スイスは小さい国なので遠出をするようでもあまり時間がかからない。ゴッタルトトンネルをくぐれば、そこはすでにアイローロ。トンネルの手前はさぞかし山が美しいだろう、と窓に張り付いて見ていたが山の中を走っているため小さなトンネルばかりで、見えても山の頂上は遙か上方にあってよく見えなかった。谷間の村々は日当たりが悪そうで、冬など高山に遮られてほとんど日が当たらないんじゃないかと思う。

アイローロは峠越えの重要地点として栄えていたようだが、度重なる雪崩と大火事によって街が破壊され、かつての美しさは見る影もないとのこと。本当は観光案内所に寄って情報を集めたかったのだけど土日は休み。土日休みの観光案内所なんて意味ないよ…。

From Ticino
アイローロを行く

駅前からしっかりと標識が整備されていて、分岐点毎に矢印か標識があるので地図無しで歩いて行ける。ヴァッレを通過し、マドラーノの道端で休憩する。共用水くみ場があったので水を補給。次の村ブルニャスコでもよい休憩所が見当たらず、日の当たる道端に座る。

From Ticino
アイローロからヴァッレ間の風景

結構大きい村アルトランカで喫茶店に迷った末入らず。せっかくだから今回の行程での最高地点クレスタ・ディ・ソプラで休もうかと思ったのだがその地点には休憩所はなかった。仕方がないので次の村ロンコまでひたすら歩く。

From Ticino
行程中最高点、クレスタ・ディ・ソプラ

ロンコでは教会の正面に座って何とか昼食を食べる。クスクスサラダと、オープンサンド。教会の掃除をしていたがそれ以外はあまり人の気配がしない。すぐ近くを風の力のみで飛ぶ飛行機のようなものがどんどん飛んでいって怖い。

From Ticino
ロンコの教会

あまりに日差しが強い上、全然日陰で休めないので次の村でこそ喫茶店に入るつもりだったが、デッジオでもそうした店は見当たらない。しばらく行くと車道を離れて未舗装の道に入る。この行程で唯一ガイドブックに言及のあった古い教会サン・マルティノを楽しみにしていたのにとても小さい教会で中が見れそうになかったのでがっかり。近づいて確認しなかったので、もしかしたら見れたのかもしれないが…。

From Ticino
サン・マルティノ教会

ここら辺から、じょじょに鼻が悪くなってくる。雨が数週間続いた後の週末だったためか、そこら中で酪農家が牧草を刈り取ってまるめる作業をしていたのと、野草がちょうど花粉を飛ばす時期に当たったのが原因らしい。

ルレンゴのAgriturismo Da Paolinで待望のコーヒー。疲れていたので40分くらいぼーっとしてしまった。

ルレンゴを後にして森の中に入り、一気に下っていく。この行程はほとんどが舗装されているか、されていなくても砂利を敷き詰めたような道で歩くのに全然困らなかったが、ここだけは山っぽかった。急な道を下っていく。1160メートルという表示のある場所で休憩。思い出してみると、下っている間誰ともすれ違わなかった。それなりにメジャーなハイキングコースらしいのに週末でもそこまで混雑するわけではないらしい。

From Ticino
ミヤマバイケイソウっぽい花

From Ticino
山を下る

山を下りきってフレッジオに出た。終点のオスコまであと少し、休憩無しですぐに着くだろう、となめていたら全く辿り着かない。今まで要所要所にくどいほどに出ていた標識、赤と白の目印のペンキも消え失せてしまった。途中犬を連れたおじさんに道を教えてもらう。休憩せずに行くはずだったがあまりにもしんどくて休憩。

From Ticino
フレッジオが見えた!ここからが長かった…

17:20にオスコ着。ポストアウトにはまだ時間があったのでカフェに入る。ちょうど、韓国ウルグアイ戦を中継していた。私の鼻はひどくなるばかりで、何個も持ってきていたティッシュがなくなってしまうほど。こんなに鼻が詰まったことはないと言ってもいい。

17:58のポストアウトに乗ってファイドの駅まで出る。途中つづら折りで、まともに小型バスが曲がれないようなカーブが続く。そんな中、運転手の兄ちゃんは携帯電話で話し始めた。慣れているのだろうけど恐ろしい。

ファイドからベリンツォーナまでスイス国鉄で移動。途中魅力のありそうな街をいくつか駆け抜ける。特に、レヴェンティーナ谷とブレニオ谷との合流地点に位置するビアスカの風景は圧巻。ロマネスクの教会もあるらしく、できれば寄りたかった街。

ベリンツォーナは州都であるらしいのだが、こぢんまりとしていてのんびりとした空気が漂っている。駅前から旧市街を歩く限り高いビルもない。ベリンツォーナは城が三つある街として世界遺産登録もされている。いかにもヨーロッパの城、という感じで城壁はぎざぎざとしており、なかなか見応えがあるからもっと日本人が見に来ても良さそうだが、誰一人として見かけなかった。チューリッヒでは見かける中国人観光客もここにはいないらしい。

From Ticino
インデペンデンツァ広場

予約してあったベリンツォーナのユースホステルは設備もあまりよくなく、部屋が何と言っても西日が当たって暑すぎて不快だった。昔のパレスを改装したという建物なので内装に期待していたのだが、近代的に作り替えられていて趣もない。ドイツのユースが快適だからそれなりに期待していたのだけど、ユースによって当たり外れがあることがよく分かった。同じ値段なら、民宿のようなところの方がよかったのかもしれない。

シャワーを浴びて身支度を調え夕食へ。Rristorante Coronaで。店員はなぜか日本語がかなり話せた。できればティチーノ独特の料理が食べたかったのだが、メニューはイタリア語だしなんだかよく分からないしお腹がすいているし、とピザと、プロシュートとメロンで妥協してしまう。それなりにおいしかったのだが、もう少し粘って解読するか、あらかじめきちんと下調べして来るべきだった。ティチーノ・メルローの赤ワインはおいしかった。

食後夜のベリンツォーナを少し散歩。ワールドカップ観戦用に、広場にスクリーンがしつらえられてお祭り会場のようになっていた。3つの城もそれぞれライトアップされて美しい。華がある街ではないけど、自然も豊かだし通り過ぎるのはもったいない。

ユースに帰宅後、あまりにも疲れていて倒れるように寝てしまう。夜中、あまりの暑さと、近くの線路を走る電車の音、夜中なのにボンボンとうるさい教会の鐘の音で目が覚めて、体は疲れているのに眠れない。鼻づまりもひどい。首の後ろと手首を水で冷やしてようやく寝付いた。

2 件のコメント:

mika L. さんのコメント...

お疲れ様でした!
これから旅の様子を記事で読めるのを楽しみにしています。美しい写真の数々に、私も旅をしている気分を味わわせてもらいました。
アイローロからボスコまでのハイキング道にはあまり休憩できる場所がないのですね・・真夏にハイキングするとなると結構きつそうですね。

土日休みの観光案内所・・・意味ないですよね(苦笑)スイスらしいといえばそうですが、日本では考えられない・・!

鼻、大丈夫ですか?
帰宅されてからは、よくなりましたか?

C さんのコメント...

旅行後しばらく後遺症で頭が重くしんどかったのですが、今は大丈夫です。ありがとうございます。

休憩場所があまりないのには参りました。村の中、軒下などによくベンチが置いてありましたが、ハイキング客用の者か分からず、座れませんでした。屋根付きの休憩所などがないのは、カフェ、レストランにハイキング客を引き込むための策略か、とも思いました。

土日休みは参ります。スイス人はお休みは観光しないというわけではないでしょうし…。休むときはきっちり休むのは、働いている側にとってはかなり快適でいいでしょうね。