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2011年5月2日月曜日

カタルーニャ語学習日記 四日目

表現力アップと単語力アップというコーナーのみ。Parla.catをほぼ1ユニット分さらったからというのもあるのだけど時間がかかりすぎる。本当に6月半ばまでに終わるのかな?

表現力アップは挨拶、単語力アップは国名・地名とその形容詞。スペイン語とけっこう違うので苦労する。日本とかスペインとかは使うから覚えるけど、国名に冠詞があるのとないのがあってそれが覚えにくい。ヨーロッパの国々には冠詞がつかない国が多いみたい。

「バレンシア人」も必須だと思うのだけどなぜParla.catにすらないかね…?バルセロナ中心主義なのだろうかと邪推してしまう。バレンシアに関しては、地名 València 男性単数 valencià 女性単数 valenciana 男性複数 valencians 女性複数 valencienes という風になる。

2011年5月1日日曜日

カタルーニャ語学習日記 三日目

さっそく一日サボってしまいました。

今日はやっと第1課。 主語の人称代名詞とserの活用、人称冠詞、疑問文の作り方を学ぶ。復習の必要がないくらいの初歩と思っていたけどaixòとjaponèsのアクセントの方向を間違って覚えていたりとか、先が思いやられる。eとoの発音にそれぞれ3つ種類があるのが、カタルーニャ語の難易度を著しく上げてるんじゃないだろうか…。開いたoと閉じたo、開いたeと閉じたeの聞き分けができる人にとっては耳で聞いた通りにアクセントを打てばいいという話なのだろうが、日本語話者には厳しい。

テキスト内容に気になる点が3つ。
  1. Som de Japóはdel Japóが正しいのではないだろうか?
  2. 母音またはh+母音で始まる名前以外の男性の名前にはenがつくとあるけど、elでもいいのではないだろうか?
  3. スキット1行目、Hola, Bon diaのBonは小文字始まりなのでは?
2と3についてはParla.catでは私の考えていることが裏付けられたのだが、1に関してはまだ確認していない。人称冠詞はもしかすると地域によるのかもしれない。バレアレス諸島では、en, el, la, l'ではなく、en, na, n'が使われるというし。 カタルーニャ人たちに確認してみた方がいいのかもしれない。

発音に関してだけど、アクセントの落ちないe, aがいずれも英語で言うところのschwaになってしまうのは、発音を区別できればかなりそれっぽく発音できて、アクセントがあるかないかも音で表すことができるので便利なんだろうけど難しい。

カタルーニャ語は日常会話で保たれてきた言葉で、話すことがアイデンティティと密着した言葉であるためか、外人向けの教育がいまいちな気がする。耳でわかるけど書くことができない、という人を前提としているので、カタルーニャで書かれた教本では発音の解説がとてもわかりにくい。「開いたoの音ならアクセントをこのように打ちます」と言われても聞き取れないんだよ…。

今私が使っているニューエクスプレスではなく、エクスプレスは発音の規則についてもうちょっと詳しかった気がするんだけど、取っつきやすくするために削ってしまったのかな。

2011年4月29日金曜日

カタルーニャ語学習日記 二日目

今日やっと発音と文字を終えた。先は長い。6月半ばまでに終わらせるつもり。

l·lの入力法がわからなかったが、WordReferenceの質問箱に回答があった。スペイン語キーボードに変えた状態でシフト+数字の3で半角の中黒が出る。

nは前後にくる音によりずいぶん発音が変化するらしい。Parla.catの解説だと事細かに説明されていたが、エクスプレスではほとんど説明なし。どうも日本語なまりのままいけるからではないか。

いつかカタルーニャ語検定の上級を取りたいものだけどいつになるのかな…。

2011年4月28日木曜日

カタルーニャ語学習日記 一日目

修論でカタルーニャ語を扱うことにしたので復習を始めた。教科書は白水社のエクスプレス。



今日はカタルーニャ語の紹介を読み、「文字と発音」の子音gまでやった。カタルーニャ語は初級文法はだいたいやっているのでこの辺はわかるはずなのだが、文字と発音の規則がスペイン語よりはややこしく面倒くさい。この本ではおそらくcatalà oriental(東部カタルーニャ語)が基準になっていると思う。バルセロナが東部カタルーニャ語だからだろうか。発音は何が難しいかというと母音が8個あること。初めてカタルーニャ語を習った約2年前はもうちょっと聞き分けれた気がするけど今回はかなり難しい。耳が老化したんだろうか。

文字と発音のページには発音記号も記載されているがあまり説明が親切ではないので、発音に凝りたい人のために「脱・日本語なまり」をついでにおすすめしておく。カタルーニャ語については言及がないが、これを一通りやれば発音記号がどんな音を指しているかはわかるようになるはず。



エクスプレスは説明がえらくあっさりで、よくわからないところもあるので発音の規則についてはparla.catの文法の説明を参考にした。parla.catは無料で使えるカタルーニャ語自習サイト(チューターを付けることもできる。こちらは有料)で、解説にもカタルーニャ語、スペイン語、英語、フランス語、ドイツ語を選択できて大変便利。問題があるとすればあまりに充実しすぎていていつまで経っても次のステップに進めないことか。

あとは辞書。日本語カタルーニャ語の辞書もあるにはあるようだが現物を確認したことがないのでコメントは控える。スペイン語、英語、フランス語、ドイツ語のいずれかができる人には多言語辞書が便利。スペイン語がわかる人には子供向け辞書DIDACも役に立つかもしれない。子供用辞書で「手」を引いたらイラストで見る人体、みたいなページがありそこには全裸の女性が数人入浴している図が…。一人はどこも隠さずに正面を向いている。子供の頃人体図って簡略化されたものか、ものすごくリアルな解剖図のどっちかしか見たことなかった気がするのだが、それはお国柄なのかな。

2010年4月10日土曜日

カタルーニャ語学習の奨学金の続き

前回カタルーニャ語の奨学金について書いた際に、リンクを貼っていないことに全く気がついていませんでした。今読み返して、リンクを貼ったのはブログではなくてツイッターに貼ったのだと気がつきました。不完全な情報になってしまい申し訳ありませんでした。

カタルーニャ語奨学金の情報はこちらです。Beques per a estudiants

今確認したところ、締め切りは4月13日です。前回書類について書くと書いておきながら放置してしまい反省しています。しかし今書かないとこのまま忘れていきそうなので、来年受けようと思う方のためにもメモしておきたいと思います。

このページ、カタルーニャ語でしか表記がありません。Institut Ramon Llullの他のページでは英、スペイン語の表記もあるのに。ハードルをあげているのでしょうか。

1. 金額
応募者が住む地域によります。ヨーロッパは900ユーロ、南北アメリカ(キューバ除く)1250ユーロ、キューバ2000ユーロ、その他の国1500ユーロが支給されます。交通費は出ません。

2. 資格
カタルーニャ語地域外(スペインの他地域ももちろん含む)に住み、カタルーニャ又はカタルーニャ語圏に関わるテーマを学ぶ人。とはいえ、研究者や学生でなくてもチャンスはあります。私のクラスメートのエクアドル人は翻訳家(カタルーニャ語ではない)でした。


3. 提出時に必要な書類
a. 身分証(パスポート、IDのコピー又は本物)
b. 同様の奨学金への応募状況を説明する書類(ANNEX 1)
c. 無犯罪宣誓(スペイン人)(ANNEX 2)
d. 無犯罪宣誓(外国人)(ANNEX 3)
e. 奨学金の振込先銀行口座の情報(ANNEX 4) f. 応募動機を説明する書類
g. カタルーニャ語地域外で受講している又は受講したカタルーニャ語コースの受講証明。インターネットを介して受講した者でもよい。
h. 教師又はチューターによる、応募者が受講したコースのレベルの証明。
フォーマットはオンラインで入手できます。
http://www.llull.cat/_cat/_convocatories/beques_formularis.shtml

4. 受講後に必要な書類
奨学金を支給されて無事にコースを受講し終わったら、Formulari de la memòria de l'activitat realitzada en format Word を提出しなければなりません。これも上のリンクからダウンロードできます。

5. 選考の際に参考にするポイント
a) 他の奨学金を受けているかどうか ~1ポイント
b) 応募者が過去二年間にInstitut Ramon Llullが主催しているコースの授業料免除又は奨学金を受けているかどうか ~1ポイント
c) Institut Ramon Llullが主催するカタルーニャ語資格を所有しているかどうか ~1ポイント
d) 志望動機 ~3ポイント
e) 応募者がカタルーニャ語圏外の大学若しくはセンター、又はインターネットを介して何らかのカタルーニャ語コースを受講していたかどうか ~1ポイント
f) 応募者が受けていたカタルーニャ語コースのレベル ~3ポイント
カタルーニャ語学習に対してどこまで本気なのか、というのが選考に大きく関わってくるようです。

私自身カタルーニャ語は初級と中級の狭間くらいのレベルなので上記のまとめが間違っている可能性もあります。何か疑問点、間違っているという指摘があればコメントをよろしくお願いいたします。

2010年3月21日日曜日

カタルーニャ語学習奨学金(去年の経験から)

締め切りまで後一月を切ってしまいましたが、日本語で情報を出している人は多分いないのではないかと思うので簡単に去年の様子を書きます。次のエントリーで書類等に関して書こうと思います。

去年、2009年度の奨学金に応募しました。カタルーニャ語は2月頃から大学(ドイツ)のカタルーニャ語コースとカタルーニャ語学習サイトParla.catで学習し始めたばかりで、初歩の初歩という状態でした。ただ、私はスペイン語ができるので全くの初心者というわけではありません。イタリア語、フランス語、ポルトガル語、スペイン語(もしかしたらルーマニア語も)ができる人はかなり有利だと思われます。だいたい見れば何となくの意味はつかめるでしょう。

書類
書類をそろえるのはそんなに難しくはありません。一番の難関はなぜカタルーニャ語を勉強したいのか?を説明する文章でした。これは、スペイン語で最初に書いてから自動翻訳機にかけて、少し手直ししたものをカタルーニャ語話者の友人に見てもらいました。分量はA4一枚分に納めました。動機として、スペインに初めて旅行した際に、バルセロナで大量のアンチスペイン本(もちろんカタルーニャ語で書いてある)を見かけて驚いたこと、カタルーニャが独自の文化と言語を維持しつつ、さらにスペインという国が成立している状況を実際に住んでこの目で見てみたいと考えていることを書きました。多言語多文化について大学院で学びたいという意志も少しあったので(今はありません)それも書いておきました。

合否の発表
結果は五月の頭頃に郵送及びメールで届きました。奨学金は、語学コースを申し込んだ段階で半分、語学コースを終えた段階で残りの半分が支払われる仕組みです。 語学コースへの申込書と銀行振り込みの証書の写しを何らかの形で(私はメール添付しました)をしなければなりません。

学校
私が行き先として選んだのはL'Escola Oficial d'Idiomes Barcelona Drassanesです。今年もサマーコースが開催される予定で、値段は4週間300,60ユーロと大変お得です。各大学でもサマーコースが開講されていますが、7月というほどよい時期でほどよい期間のものがこれしかありませんでした。時間がある方なら大学を選ぶのもよいと思います。ちなみに、このコースでは出席日数は八割を超えなければなりません。それを下回ると修了証が出ず、修了証がないと残りの奨学金ももらえないようです。

クラスのメンバー
カタルーニャ語サマーコースは四レベルに分かれていました。私は下から二番目のコースに振り分けられました。生徒は半分ほどがバルセロナに住んでいるスペイン人でした。話すのはかなり話せるのですが文法と綴りがメチャクチャであるためあのクラスにいたのかもしれません。その他、バルセロナ在住の外国人(アルゼンチン人、プエルトリコ人、フランス人、ポーランド人、コロンビア人、日本人もいました)、私と同じ奨学金でやってきたイギリス人が二人、ポーランド人が一人、エクアドル人が一人。一番若いのはパキスタン人の男の子で16歳でした。全体で30人ほどおり、語学学校としてはかなり人数が多いのが唯一の難点でした。

授業内容
授業はカタルーニャ語でのみ行われます。Veus 2という教科書を使っていました。授業は朝九時半から一時半までたっぷりあります。間に三十分ほど休憩がありました。スペイン語話者がほとんどを占めるので非スペイン語話者には結構厳しい状況です。
授業期間中、カタルーニャ州政府の議会、グエル公園、バルセロナ市庁舎を見学に行くツアーがありました。カタルーニャ人ではない人にカタルーニャのすばらしさを伝えるプロパガンダ的な側面もあるようです。映画鑑賞会、最終日にカタルーニャワインの試飲会もありました。


学校について
バルセロナの旧市街Ravalにあります。スリ、街娼などが多いあまり治安がよくない地域ですが、昼の誰もいないような時間に旧市街をうろうろとしなければ何の問題もありません。目抜き通りのランブラスまでは歩いて十分かかりません。地下鉄の駅Drassanesからは二分、Paral.lelからは十分弱かと。
この語学学校ではカタルーニャ語だけではなく、外国人向けのスペイン語、その他英語などの外国語(日本語もある)も教えています。公立なので値段が安く、先生のレベルが高いので評判がいいようです。
学校内にはカフェテリア、本屋(小さいですが)もあります。

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家探し
学校は家を斡旋してくれないので自分で探さなければなりません。学校に頼むと下宿、寮の一覧表をくれますが結構高いです。バルセロナっ子に聞いたところ、家探しサイトで探すといいとのことで結局Loquo Barcelonaで見つけました。夏の一月であれば、ルームシェアの家が空いていると思うのでそれほど苦労なく見つかるでしょう。家賃は一月で360ユーロ(光熱費込み)でした。場所は地下鉄Alfons Xの近くで、スーパーも近く便利でした。同居人はコロンビア人2人、ルーマニア人1人。このアパートを管理しているコロンビア人に日本人の親友がいるとかで非常によくしてくれました。

留学後
この留学で何を学んだか?についての書類を提出しなければなりません。それを出して初めて残りの奨学金の支払い手続きが開始されます。てきぱきした奨学生はバルセロナ滞在中にさっさと提出していました。私は郵送したと思います…

まとめ
カタルーニャ語をみっちり学習する機会はなかなかないので、興味がある人はぜひ挑戦してみるといいと思います。カタルーニャ語が置かれている状況は非常に特殊なので、その善し悪しも肌で感じるはずです。私の場合、最初にスペイン文化への興味があって初めてカタルーニャにも興味を抱いた、というのがあるので、カタルーニャ文化の手放しの礼賛、スペインへの敵意には正直辟易することもありました。また、カタルーニャ語を学習する、カタルーニャ語で会話することはすなわちカタルーニャ主義への賛同を意味してしまう場面が多くあります。ただの興味でやってるんだけど…とはなかなか言い出せませんでした。
バルセロナはスペインの他の地域からの移住者、南米からの移民が多いところなのでカタルーニャ語話者がそれほど多いわけではないようです。店でカタルーニャ語を話すと通じないことも多い。カタルーニャ人はカタルーニャ語への愛情はすさまじいものがありますが、外人がいきなりカタルーニャ語を話すとは信じられないらしくスペイン語で返ってくることもあります。もしカタルーニャ語漬けになりたければ、ジローナなどの地方都市に行った方がいいかもしれません。ジローナ近郊出身の友人によれば、大学進学でバルセロナに出てくるまではほぼカタルーニャ語でのみ生活していたそうです。

2009年8月1日土曜日

Mercè Rodoreda, El carrer de les Camèlies


文学作品としては難易度が低い(文章の)。捨て子である主人公が美しく成長し、男の間を渡り歩く…という話なのだが、あまり明るくはなくどちらかというと悲惨。カタルーニャ語がよくわからないため、あらすじを把握しておらず、最後の解説で「パトロンとその仲間数人に数日に渡って乱暴される」などのシーンがあったことを知った。

同じ作者のEl Plaça del Diamantはマルセ・ルドゥレーダ「ダイヤモンド広場」として邦訳されているそうなので、図書館で探してみたら見つかるかもしれない。

こんなのがあった。
カタルーニャ関連邦語文献

2009年7月25日土曜日

Ventura Pons, Foràsters

Foràsters

授業の一環で映画を見た。カタルーニャ語ができないからちゃんとした評価を下すべきじゃないのかもしれないがおもしろくなかった。
まず、物語のキーとなる「よそ者」があまりにもステレオタイプ過ぎる(アラブ関係の人は普段生演奏してずっと歌ってたりしないのではないか。アンダルシア人もセビジャーナスを普段から踊るのか?南米の人が家族大事なのはそうかもと思うけど、それをドミニカ人に直接言葉で語らせるのもちょっと)。あと、21世紀のパートが弱いんじゃないかなあと思った。20世紀のパートは人間関係の濃密さと絶望的な家庭の状況がスリリングでよかったが、21世紀はお互いの関係もなんだかよくわからず。それこそが問題だという話なのかもしれん。最後に、カタルーニャ語で全編通すというのは無理がある気がした。フランコが死んだ直後(と思われる)のスペインで、カタルーニャに移住してきたアンダルシアの家族がカタルーニャ語をしゃべれるのか?フランコ政権下でも、カタルーニャに来たやつはカタルーニャ語をしゃべれという暗黙のプレッシャーがあったのかもしれないが、学校で習えないのだったら子供たちは流暢には話せないのでは…。現在でも、ドミニカ人の家政婦とおじいさんもスペイン語でしゃべるんじゃないかなあ。その辺は月曜日に質問してみるべきかも。



追記(8/1)
質問した。ちなみに、フランコ死去どころか、フランコが生きている時代の話であるようだった。当然公教育ではカタルーニャ語は使われていなかったらしい。先生自身はその日映画を見ることができなかったためはっきりした回答は得られなかった。他の受講生にも大変評判が悪い映画だったそうである。話が重いというのと、異邦人の描き方等があまりにステレオタイプであるという意見を聞いた。
Ventura Ponsはカタルーニャ映画界を代表する監督らしい。テレビ番組、演劇などは良質のものが作られているのに、映画はいまいちとのこと。カタルーニャ語コースで映画鑑賞会でカタルーニャ映画を見るといつも評判が悪いので、今後は打ち切りになるかもしれないという話だった。カタルーニャ語映画を見ようとするとVentura Ponsくらいしかいない。その層の薄さがよくないのだろうか。最近流行りのイサベル・コイシェもカタルーニャの人だが、英語の映画を作っているし、セスク・ガイもスペイン語で映画を撮っている。吹き替えはカタルーニャ語でもたくさんあるようなのだが。

2009年7月20日月曜日

カタルーニャ人のカタルーニャ(語)愛と、「スペインはスペインだしスペイン語話すのそんなに攻撃することないよなあ」という自分の考えに板挟み状態。「自分の母語が徹底的に弾圧される」という状態を考えられないからこそのお気楽さなのか。自分の国なのに、自分の言葉を話しているだけなのになんだか蔑まれたり非難されたりするというのはスペイン人(カタルーニャ以外の)にとって納得のいかないことだと思う。仕事によっては、カタルーニャ語がかなりできないとできなかったりするようだ。憲法には「スペインは複数のnationから成る国である」と明記されているとのことで、カタルーニャの人にとっては今の状況は当然、なのかもしれない。あるべき国としての姿がカタルーニャとその他地域の人(バスクとかはまた別かも)とでは異なるのだろう。

「わたしたちはカタルーニャ人であって、スペイン人ではない!」という人も多いが独立に向けて何らかの動きがあるというわけでもなさそう。複数のnationから成る国家、というのは国家のあり方としてはおもしろい試みなのかもしれないが。どうしてもこういう話題には歯切れが悪くなってしまう。

カタルーニャ語堪能の人でも「カタルーニャ語こそ我が言葉」という人は都市部では少なそうな感じがする。バルセロナから離れるとカタルーニャ政府が理想とするように、日常会話は全てカタルーニャ語だったりするようだが。カタルーニャ語話者の家庭に育っていない人を、教育によっていかにカタルーニャ主義者にしていくかというのは課題なのだろうな。

言葉は文化だから守られるべきである、という意見である。カタルーニャ語は文法がめちゃくちゃだという人もいるようだけど、劣った言語というものはないはずだ。しかし生活レベルになると何が正しいのか判断できない。カタルーニャに根を下ろそうとする人はカタルーニャ語を学ぶべきであろう。でも普段の生活において、スペイン語を母語とする人がスペイン語でコミュニケーションを取ろうとすることになんの問題があるのか?という疑問をぬぐいきれない…。大学にでも行かない限り大人はカタルーニャ語なしでも生活できそう。

南米からの移民の子供にはどうカタルーニャ語を教えているのだろう?スペイン語で教育する他の地域に比べて問題が発生したりしないのか。あと、二言語教育って勉強が得意な人にはかなりいいシステムだけど、そうでない人はハーフリンガルになる場合があったりしないのだろうか。

2009年7月6日月曜日

El Parlament de Catalunya

初めての授業。学校は地元っ子が多いが、東洋人(すでに住んでいる中国人とかだろうか?)もけっこう多い。スペイン語の授業を受けているのかもしれない。

まずクラス分けテストをして、それから遠足に出かけた。バス亭5つくらい先にあるカタルーニャ議会の見学らしい。

説明は全てカタルーニャ語で行われた。そのため私は三割ぐらいわかったかどうかも定かではない。イギリスの議会ができるよりも先にカタルーニャの議会が成立したとか、カタルーニャは世界でも有数のクリーンな政府を実現しているとかのカタルーニャ礼賛が続き、スペイン人のクラスメートたちは苛立っているようだった…。

送信者 Barcelona060709


送信者 Barcelona060709


資料として最後に冊子をもらった。初級クラスなのに、大学生向けの資料が配られたので、それ以外のレベルも見ようとネットを漁った。
小学生レベルは社会見学のしおりのようで、資料と言うよりも教科書やワークのような感じ。それぞれの冊子の見出しで、小学生レベルでは"el meu parlament"(わたしの議会)、中学生レベルでは"el nostre parlament"(わたしたちの議会)、高校生レベルでは"el parlament de tothom"(みんなの議会) "el parlament"(議会)とじょじょに抽象度が増していくのがおもしろい。

議会とは無関係だが、地下鉄の駅でこのようなポスターを見て度肝を抜かれた。

送信者 Barcelona060709


「わたしは卵子の提供者.com」である。スペインは意外と移植医療などが進んでいるので、こういうことも普通なのか?革新的な政策を次々に打ち出し、移植医療でも新しいことをたくさんしているけれど、その一方で宗教的な保守的な層もけっこういるのではないかと思う。社会のきしみは結構大きいのかもしれない。

2009年7月5日日曜日

Barcelona

昨日からバルセロナにやってきました。湿度も高く、気温も高く、日差しも強く、かなりしんどい夏です。でも、ここ数年の日本の夏に比べれば楽だと思います。

バルセロナではカタルーニャ語を一月習う予定です。というのも、Institut Ramon Llullという、カタルーニャ語を広める機関の奨学金に当たったためです。明日からついに授業が始まります。というより、すでに始まっているのですが、ドイツでDSHという外人のための大学入学資格のテストを受けていたので最初の三日間参加できませんでした。

語学学校は、通称EOI、正式名称Escola Oficial d'IdiomesのDrassanes校のカタルーニャ語夏期講習に通います。値段も安く(80時間で300.60ユーロ)、評判のいいところだそうです。ゴシック地区にあって観光にも便利そうです。スリなどが多い地域だそうですが…。


Mostra un mapa més gran

授業内容などについておいおい書いていきたいと思います。

2009年6月23日火曜日

カタルーニャの地理

おもしろすぎて本業(現在はドイツ語学習…)が疎かに。

Catalunya del Nord
フランスのカタルーニャ地方を指す。
追記(7/5)
カタルーニャのテレビの天気予報では、ペルピニャン(フランス、カタルーニャの北側に位置する)も地元扱いだった。
El Principat
本来のカタルーニャを指す(あとで補足)。
Franja de Ponent
現在はアラゴン。カタルーニャ語地域。

http://www.enciclopedia.cat/fitxa_v2.jsp?NDCHEC=0016436

2009年6月21日日曜日

食事関係の豆知識

このエントリもParla.catのレッスンからの引用です。今まで適当にやっていたけど、かなりカタルーニャのいろいろなことに詳しくなるよ…。
  • un quintoとuna mitjanaとは、ビールを注文する言い方。un quintoは200-250cc。una mitjanaは三分の一リットル。あんまり変わらなくないか?
  • レストランでは、普通は一本ワインを注文してそれを分け合う。
  • 前菜(el primer plat)、主菜(el segon plat)を食べたあとで、デザートを注文する。
  • el bar de copasまたはun pubは、閉店しない(休日も開いているってことだろうか?昼休みも普通はないと思う。でも、バジャドリードでは夜中の何時かには閉まるようになっていた)
  • la carn molt fetaとは、火で長い間焼いた肉のことを表す。
  • aigua naturalおよびllet naturalとは、熱くも冷たくもない水および牛乳を指す。
  • レストランでは、月曜日から金曜日のお昼のみメニュー(定食のようなもの)を提供している。
  • 食事をする前には、bon profit!という習慣がある。
  • el vi de la casa(ハウスワイン)は、メニューには載っておらず、たいてい最も安いワインのこと。
  • チップを渡すのは義務ではないが、習慣になっている。

2009年6月17日水曜日

ワインとカバ

四ヶ月くらい前から、Parla.catでカタルーニャ語の勉強をしています。このプログラムはかなりよくできている上に無料(チューターをつけると有料)なので、カタルーニャ語に少しでも興味がある人はやってみたらいいと思う。
今回のスキットにワインとカバ(日本語版wikipedia / カタルーニャ語版wikipedia)についての説明があったので、日本語に直してメモしておきます。カタルーニャに旅行したら役立つかもしれない。

Penedès
Penedèsで作られたワインの名称。

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blanc
白ワイン

rosat
ロゼ

brut
辛口のカバ。
カタルーニャ語版wikipediaより、

* Brut Nature, sense sucre afegit.
* Extra Brut, fins a 6 grams de sucre per litre.
* Brut, fins a 15 grams
* Extra Sec, entre 12 i 20 grams
* Sec, entre 17 i 35 grams
* Semisec, entre 33 i 50 grams
* Dolç, més de 50 grams

ということなので、超辛口というわけではないけど、辛めではあるらしい。

Priorat
Prioratで作られたワイン

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negre
赤ワイン

2009年1月19日月曜日

porque + 接続法

Wikipediaで、"Al vent"の項を見ていたらこんな発言が引用されていた。
No pasa nada porque haya una canción en catalán.

「カタルーニャ語の歌など存在していないのだから、何の問題もない」(意訳)という意味だと思うのですが、接続法の問題としてちょっと興味深いのでメモ。no porque + 接続法ってのは、大学でもやったんだけど、こっちは授業では習っていないと思う。文法的な説明があったら補足するつもり。


補足1。

Al Ventとは、Raimonによって歌われたカタルーニャ語によるポップソングで、70年代の反フランコ体制の象徴として、またカタルーニャ文化の独立のキャッチフレーズとしての役割を担った。いっしょにこの歌(ガリシア人の歌手が歌った)を聞いたカタルーニャっ子は「泣きそうになった!」と言っていた。今もなお愛されている歌らしい。
反フランコ体制の象徴って、スペインの他の地域でもそうだったのかね?例えばバジャドリードとか?バジャドリードは今でもFachadolid(facha=falangista)と言われるほどの保守的な地域でカタルーニャ語の歌にシンパシーを感じるとは思えない。他の地域でもカタルーニャへのまなざしはけっこう冷たいと思う。



補足2。
文法的な問題について。
J.Borrego, J.G.Asencio, E.Prieto, El subjuntivo: valores y usos(SGEL)の147ページから149ページに解説がありました。147ページのReglaを引用:
Lo más normal es que se construyan con indicativo. No obstante, las introducidas por el nexo PORQUE se construyen con subjuntivo cuando se pone en duda o se niega la validez de la causa.

通常、原因を表す文には直説法が用いられます。しかし、原因の有効性を疑う場合、または否定する場合には、PORQUEによって導かれる原因を表す文に接続法が用いられます。

例えば、例文を引きます。例文の番号は振り直しました。
(1) No juego con vosotros porque estoy aburrido.
(2) No juego con vosotros porque esté aburrido.
(3) Juego con vosotros (pero) no porque esté aburrido.

(1)はもちろん、「退屈だから僕は君たちとは遊ばない」。(2)になると、「退屈だから僕は君たちと遊ぶのではない」という意味になる。つまり、意味的には(3)と言い換えることができる。「僕は君たちと遊ぶが、それは退屈しているからではない」。

あ、しかし、これだとNo pasa nada porque haya una cancion en catalanが「問題はあるが、それはカタルーニャ語の歌が存在しているからではない」ということになってしまうのか?今度カタラナたちに聞いてみようかな…。