ラベル カタルーニャ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル カタルーニャ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2011年5月2日月曜日

カタルーニャ語学習日記 四日目

表現力アップと単語力アップというコーナーのみ。Parla.catをほぼ1ユニット分さらったからというのもあるのだけど時間がかかりすぎる。本当に6月半ばまでに終わるのかな?

表現力アップは挨拶、単語力アップは国名・地名とその形容詞。スペイン語とけっこう違うので苦労する。日本とかスペインとかは使うから覚えるけど、国名に冠詞があるのとないのがあってそれが覚えにくい。ヨーロッパの国々には冠詞がつかない国が多いみたい。

「バレンシア人」も必須だと思うのだけどなぜParla.catにすらないかね…?バルセロナ中心主義なのだろうかと邪推してしまう。バレンシアに関しては、地名 València 男性単数 valencià 女性単数 valenciana 男性複数 valencians 女性複数 valencienes という風になる。

2011年5月1日日曜日

カタルーニャ語学習日記 三日目

さっそく一日サボってしまいました。

今日はやっと第1課。 主語の人称代名詞とserの活用、人称冠詞、疑問文の作り方を学ぶ。復習の必要がないくらいの初歩と思っていたけどaixòとjaponèsのアクセントの方向を間違って覚えていたりとか、先が思いやられる。eとoの発音にそれぞれ3つ種類があるのが、カタルーニャ語の難易度を著しく上げてるんじゃないだろうか…。開いたoと閉じたo、開いたeと閉じたeの聞き分けができる人にとっては耳で聞いた通りにアクセントを打てばいいという話なのだろうが、日本語話者には厳しい。

テキスト内容に気になる点が3つ。
  1. Som de Japóはdel Japóが正しいのではないだろうか?
  2. 母音またはh+母音で始まる名前以外の男性の名前にはenがつくとあるけど、elでもいいのではないだろうか?
  3. スキット1行目、Hola, Bon diaのBonは小文字始まりなのでは?
2と3についてはParla.catでは私の考えていることが裏付けられたのだが、1に関してはまだ確認していない。人称冠詞はもしかすると地域によるのかもしれない。バレアレス諸島では、en, el, la, l'ではなく、en, na, n'が使われるというし。 カタルーニャ人たちに確認してみた方がいいのかもしれない。

発音に関してだけど、アクセントの落ちないe, aがいずれも英語で言うところのschwaになってしまうのは、発音を区別できればかなりそれっぽく発音できて、アクセントがあるかないかも音で表すことができるので便利なんだろうけど難しい。

カタルーニャ語は日常会話で保たれてきた言葉で、話すことがアイデンティティと密着した言葉であるためか、外人向けの教育がいまいちな気がする。耳でわかるけど書くことができない、という人を前提としているので、カタルーニャで書かれた教本では発音の解説がとてもわかりにくい。「開いたoの音ならアクセントをこのように打ちます」と言われても聞き取れないんだよ…。

今私が使っているニューエクスプレスではなく、エクスプレスは発音の規則についてもうちょっと詳しかった気がするんだけど、取っつきやすくするために削ってしまったのかな。

2011年4月29日金曜日

カタルーニャ語学習日記 二日目

今日やっと発音と文字を終えた。先は長い。6月半ばまでに終わらせるつもり。

l·lの入力法がわからなかったが、WordReferenceの質問箱に回答があった。スペイン語キーボードに変えた状態でシフト+数字の3で半角の中黒が出る。

nは前後にくる音によりずいぶん発音が変化するらしい。Parla.catの解説だと事細かに説明されていたが、エクスプレスではほとんど説明なし。どうも日本語なまりのままいけるからではないか。

いつかカタルーニャ語検定の上級を取りたいものだけどいつになるのかな…。

2011年4月28日木曜日

カタルーニャ語学習日記 一日目

修論でカタルーニャ語を扱うことにしたので復習を始めた。教科書は白水社のエクスプレス。



今日はカタルーニャ語の紹介を読み、「文字と発音」の子音gまでやった。カタルーニャ語は初級文法はだいたいやっているのでこの辺はわかるはずなのだが、文字と発音の規則がスペイン語よりはややこしく面倒くさい。この本ではおそらくcatalà oriental(東部カタルーニャ語)が基準になっていると思う。バルセロナが東部カタルーニャ語だからだろうか。発音は何が難しいかというと母音が8個あること。初めてカタルーニャ語を習った約2年前はもうちょっと聞き分けれた気がするけど今回はかなり難しい。耳が老化したんだろうか。

文字と発音のページには発音記号も記載されているがあまり説明が親切ではないので、発音に凝りたい人のために「脱・日本語なまり」をついでにおすすめしておく。カタルーニャ語については言及がないが、これを一通りやれば発音記号がどんな音を指しているかはわかるようになるはず。



エクスプレスは説明がえらくあっさりで、よくわからないところもあるので発音の規則についてはparla.catの文法の説明を参考にした。parla.catは無料で使えるカタルーニャ語自習サイト(チューターを付けることもできる。こちらは有料)で、解説にもカタルーニャ語、スペイン語、英語、フランス語、ドイツ語を選択できて大変便利。問題があるとすればあまりに充実しすぎていていつまで経っても次のステップに進めないことか。

あとは辞書。日本語カタルーニャ語の辞書もあるにはあるようだが現物を確認したことがないのでコメントは控える。スペイン語、英語、フランス語、ドイツ語のいずれかができる人には多言語辞書が便利。スペイン語がわかる人には子供向け辞書DIDACも役に立つかもしれない。子供用辞書で「手」を引いたらイラストで見る人体、みたいなページがありそこには全裸の女性が数人入浴している図が…。一人はどこも隠さずに正面を向いている。子供の頃人体図って簡略化されたものか、ものすごくリアルな解剖図のどっちかしか見たことなかった気がするのだが、それはお国柄なのかな。

2010年8月17日火曜日

ジュネーブ紀行

夫が用事があったので私もついて行って観光した。

チューリッヒを七時過ぎに出る電車に乗り、ビール乗り換えで10時前にジュネーブ着。ここから個人行動。まずは観光案内所に行って、市街図と路線図をもらう。偶然並んでいた窓口のお兄さんがスペイン語バイリンガル(多分南米系の人)だったのでスペイン語を練習させてもらった。赤十字・赤新月博物館と、CERNのMicrocosmとどっちがおすすめか?と聞いてみたところ、赤十字・赤新月博物館の方がガイドツアーもあるし興味深いが、Microcosmは全体に文字の説明ばかりだ、しかし興味があれば面白いんじゃないか、とのことだった。

あまり面白くない予感はするが、せっかくなので前から予定していたMicrocosmに行くことにした。 MicrocosmはCERN(ヨーロッパ原子核研究機構)の学習・解説のための施設。本当はCERN内部の見学ツアーに参加したかったのだが、一週間前に予約を試みたら九月いっぱいまで満員だった。Microcosmまではまず市電14番か16番に乗り、途中で56番のバスに乗り換えて終点1つ手前のバス停まで。途中移民街のような所を通っていく。乗り換え地点辺りは恐らく公営住宅であろう、同じ形のアパートが並んでいる。特に危険な感じはしないが、チューリッヒよりは少し荒れているような雰囲気がある。

終点で降りてからよくわからず門番に尋ねたら、英語が分かっているようだけどひたすらフランス語で返してきた。受付の建物に行け、ということらしい。入ってみるとレトロな雰囲気。60年代か70年代にできた日本の科学関係の博物館と雰囲気が似ている。意外と人が多く、子供連れで混雑していた。

From Genf
Microcosm内部。意外と混んでいる。


From Genf
ヨーロッパの若者がソ連やアメリカに行かなくとも物理学を研究できるようにすることもCERNの目的の1つだったらしい。教育を外部委託しない心意気がまぶしく見えた…。

From Genf
CERN入り口。一般人は入れないようだ。

展示は確かに案内所の人が言った通り、文字ばっかりだった。英仏独伊の四言語で書かれているのでいずれかがわかれば理解できる、はずだが、日本語でもよく分からない物理の説明を英語で読むのは骨が折れる。途中疲れてきて全部は読めなかった。前半は素粒子とは何か、後半はCERNのLHC(大型ハドロン衝突型加速器)に関しての解説であった。物理の事象を数式を使わず言葉だけでわかりやすく説明するのは難しく、言葉だけで理解するのは無理なのではないかと思った。

見学終了後、お土産コーナーへ。お土産は意外にも充実している。しかも、けっこう安いと思う。素粒子のぬいぐるみがかわいかった。CERNトランプ(3フラン)と、CERNの研究を子供向けに説明したコミック(6フラン)を購入。Tシャツなど洋服類が充実していた。

その後道路を挟んで正面にある木でできたドームに行ってみた。中にはロレックス提供の展示がある。ちょうど映像を上映する時に入れたので見たが、最後ROLEXと大きく出るのでみな苦笑していた。

再びバス、トラムを乗り継ぎコルナヴァン駅まで戻る。Rough Guideに載っていたエチオピア料理店Zara 2001で昼食。店員が「食事?」と聞いてきたが聞き取れず、怪しい人が近づいてきたのかと思って最大限に警戒してしまい、失礼なことをしてしまった。本日のメニューが安かったので何かよく分からないがそれにした。あとミントレモネード。出てきたものは、金属製のお盆に4枚クレープを敷き詰めたものと何かの肉のピリ辛シチュー。レモネードは、ブルーハワイを薄めたようなどぎつい緑色の飲物だった。定食はどうも手で食べるらしいが、どうしたらいいのか全く分からず、店員ともフランス語でコミュニケーションが取れないので近くにいたカップルの真似をして食べた。味はよかったが量が多すぎて完食できず。途中、親戚らしき子供がやってきた。親族皆でトランプをしていたようだ。子供らはドイツ語をネイティブのように喋っていた。一族でスイスに分かれて住んでいるのかもしれない。

昼食後、トラムに乗って国連へ。ニュースで見たような名前を冠した建物が多く建っている。国連の建物に入るときには飛行機に乗るときのような身体チェックがある。その後、パスポート番号を登録され、その場で写真を撮られて身分証のようなものを作り、身につけなければいけない。あとで気づいたら私の名字は間違って登録されていた。ガイドツアーは大盛況で行列だった。夏休みだからだろうか。ガイドツアーは英、西、仏のいずれかは予約無しでも開催されていたようだった。本当はスペイン語がよかったけど、時間が遅すぎたので英語にした。英語ツアーの人どうぞ、と言われて移動したら別の建物でしばらく待たされた。本屋兼お土産物屋をその間にのぞく。お土産はどれもこれもやたら高く、多分国連の運営資金になってるんじゃないかと思う。


From Genf
国連正面入り口(一般客はここからは入れない)


From Genf
唐突に現れるガンジー像

二十分ほど待っていたらツアー開始。ツアーの中にカタルーニャ人の家族が3家族ほどいて、気になって仕方がなかったので写真を撮りますよ、と話しかけて交流を試みる。最初カタルーニャ語で話しかけてみたが、外人が話すとは基本的に思っていないので英語で返された。写真を撮ったあと、カタルーニャ人ですか?とカタルーニャ語で聞いたら通じなかったのでスペイン語で聞いたらやっと分かってもらえて、そこからはカタルーニャ語で話すことができた。やはり、驚いていた。そしてまだ十歳くらいの男の子にまで「ありがとう!」と言われた。彼はすでに立派なカタラニスタだと思う。

二つのホールにカタルーニャ出身の作家の作品が使われていて、1つはJosep Maria Sert、もう1つはつい最近できたばかりのMiquel Barcelóの作品。Josep Maria Sertの作品は黒と金の日本の屏風のようであった。絵自体は人類の進歩を描いていて全然屏風とは異なっていたが。未来派っぽいと言うか、共産主義の壁画みたいというか、時代を感じるものだった。ただ色が屏風っぽいので、絵をよく見なければ日本の歴史あるホテル(椿山荘とか)のような重厚な感じとも言える。カタルーニャ人が「スペインではなく、カタルーニャの作家である」とどうも係の人に説明していたようだ。


From Genf
手を伸ばしている人が案内の係員。

Miquel Barceloの作品はとにかくお金がかかったということでスペインでもかなりニュースになっていた。
UN artwork by Miquel Barcelo is a costy sum
写真を見ると光が天井からほのかに透けているように見えるが、これは白い塗料を全体に散らしてあるらしい。遠くから撮った写真しか見たことがなかったのでモデルニスモの作家のような、ガウディのモザイクのような作品かと思っていたが、まずつららというか鍾乳洞のような形を作り、その上に塗料を塗ったらしい。思ったよりもずっと気に入った。見る角度によって色と形が変わるというのがよい。カタルーニャ人たちも感動していた。

From Genf
ほぼ真横から作品を見ることができる。

ホールの天井以外にも至る所に各国から贈られた美術品がある。その国の特徴を表すものか、国連の理念を表すものかのいずれかなのでプロパガンダ芸術みたいなのが多く、それはそれでおもしろいが絵として面白いと思うものがあまりなかった。

国連見学後はWIPO(世界知的所有権機関)を見学。いちおうインフォメーションセンターがあるのだがお土産と本を少し売っているのと、10台ほどパソコンがあるだけ。そこに行くだけでも身分証をあずけてカードを首からかけなければいけない。用もないのに、インフォ以外の場所に入るのは無理そう。パンフレット系もネットからダウンロードできそうだったのでほとんどもらわずに帰ってきた。

From Genf
WIPOの庭にあったチーターの彫刻。

From Genf
WIPO正面入り口(工事中だった)。

バスに乗って駅に戻り、夫と合流して帰宅。

実用情報
CERN見学ツアーの解説と予約
Visit CERN - Guided Tours

Zara 2001
Rue de Lausanne 25
1201 Genève, Switzerland
022 731 06 96

ジュネーブの交通
tpg

国連ヨーロッパ本部
予約フォームを見たら、オプションとして見学のあとカフェテリアで食事をすることもできるらしい。

2010年4月10日土曜日

カタルーニャ語学習の奨学金の続き

前回カタルーニャ語の奨学金について書いた際に、リンクを貼っていないことに全く気がついていませんでした。今読み返して、リンクを貼ったのはブログではなくてツイッターに貼ったのだと気がつきました。不完全な情報になってしまい申し訳ありませんでした。

カタルーニャ語奨学金の情報はこちらです。Beques per a estudiants

今確認したところ、締め切りは4月13日です。前回書類について書くと書いておきながら放置してしまい反省しています。しかし今書かないとこのまま忘れていきそうなので、来年受けようと思う方のためにもメモしておきたいと思います。

このページ、カタルーニャ語でしか表記がありません。Institut Ramon Llullの他のページでは英、スペイン語の表記もあるのに。ハードルをあげているのでしょうか。

1. 金額
応募者が住む地域によります。ヨーロッパは900ユーロ、南北アメリカ(キューバ除く)1250ユーロ、キューバ2000ユーロ、その他の国1500ユーロが支給されます。交通費は出ません。

2. 資格
カタルーニャ語地域外(スペインの他地域ももちろん含む)に住み、カタルーニャ又はカタルーニャ語圏に関わるテーマを学ぶ人。とはいえ、研究者や学生でなくてもチャンスはあります。私のクラスメートのエクアドル人は翻訳家(カタルーニャ語ではない)でした。


3. 提出時に必要な書類
a. 身分証(パスポート、IDのコピー又は本物)
b. 同様の奨学金への応募状況を説明する書類(ANNEX 1)
c. 無犯罪宣誓(スペイン人)(ANNEX 2)
d. 無犯罪宣誓(外国人)(ANNEX 3)
e. 奨学金の振込先銀行口座の情報(ANNEX 4) f. 応募動機を説明する書類
g. カタルーニャ語地域外で受講している又は受講したカタルーニャ語コースの受講証明。インターネットを介して受講した者でもよい。
h. 教師又はチューターによる、応募者が受講したコースのレベルの証明。
フォーマットはオンラインで入手できます。
http://www.llull.cat/_cat/_convocatories/beques_formularis.shtml

4. 受講後に必要な書類
奨学金を支給されて無事にコースを受講し終わったら、Formulari de la memòria de l'activitat realitzada en format Word を提出しなければなりません。これも上のリンクからダウンロードできます。

5. 選考の際に参考にするポイント
a) 他の奨学金を受けているかどうか ~1ポイント
b) 応募者が過去二年間にInstitut Ramon Llullが主催しているコースの授業料免除又は奨学金を受けているかどうか ~1ポイント
c) Institut Ramon Llullが主催するカタルーニャ語資格を所有しているかどうか ~1ポイント
d) 志望動機 ~3ポイント
e) 応募者がカタルーニャ語圏外の大学若しくはセンター、又はインターネットを介して何らかのカタルーニャ語コースを受講していたかどうか ~1ポイント
f) 応募者が受けていたカタルーニャ語コースのレベル ~3ポイント
カタルーニャ語学習に対してどこまで本気なのか、というのが選考に大きく関わってくるようです。

私自身カタルーニャ語は初級と中級の狭間くらいのレベルなので上記のまとめが間違っている可能性もあります。何か疑問点、間違っているという指摘があればコメントをよろしくお願いいたします。

2009年8月8日土曜日

Pa amb tomàquet

パンにトマト、にんにく、オリーブオイルを塗ったパン・コン・トマテ(カタルーニャ語だとなんと表記すればよいのかわからない。パアムトゥマカット?)はカタルーニャ名物。しかし、アンダルシア出身のクラスメート曰く、「アンダルシアでも普通に食べていた。パンにトマトを塗ってそこにハムを乗せて食べる!カタルーニャの発明だって言ってるが嘘だ」と言っていた。本当のところはよくわからない。

トマトを塗ると風味が柔らかになり、パンも柔らかくなり、ハムといっしょに食べるととてもおいしい。スペインの強烈な味のハム、サラミ類もおいしく食べられる。

パン・コン・トマテ展示会もあるらしい。
la Fira del Pa amb Tomàquet

2009年7月25日土曜日

Ventura Pons, Foràsters

Foràsters

授業の一環で映画を見た。カタルーニャ語ができないからちゃんとした評価を下すべきじゃないのかもしれないがおもしろくなかった。
まず、物語のキーとなる「よそ者」があまりにもステレオタイプ過ぎる(アラブ関係の人は普段生演奏してずっと歌ってたりしないのではないか。アンダルシア人もセビジャーナスを普段から踊るのか?南米の人が家族大事なのはそうかもと思うけど、それをドミニカ人に直接言葉で語らせるのもちょっと)。あと、21世紀のパートが弱いんじゃないかなあと思った。20世紀のパートは人間関係の濃密さと絶望的な家庭の状況がスリリングでよかったが、21世紀はお互いの関係もなんだかよくわからず。それこそが問題だという話なのかもしれん。最後に、カタルーニャ語で全編通すというのは無理がある気がした。フランコが死んだ直後(と思われる)のスペインで、カタルーニャに移住してきたアンダルシアの家族がカタルーニャ語をしゃべれるのか?フランコ政権下でも、カタルーニャに来たやつはカタルーニャ語をしゃべれという暗黙のプレッシャーがあったのかもしれないが、学校で習えないのだったら子供たちは流暢には話せないのでは…。現在でも、ドミニカ人の家政婦とおじいさんもスペイン語でしゃべるんじゃないかなあ。その辺は月曜日に質問してみるべきかも。



追記(8/1)
質問した。ちなみに、フランコ死去どころか、フランコが生きている時代の話であるようだった。当然公教育ではカタルーニャ語は使われていなかったらしい。先生自身はその日映画を見ることができなかったためはっきりした回答は得られなかった。他の受講生にも大変評判が悪い映画だったそうである。話が重いというのと、異邦人の描き方等があまりにステレオタイプであるという意見を聞いた。
Ventura Ponsはカタルーニャ映画界を代表する監督らしい。テレビ番組、演劇などは良質のものが作られているのに、映画はいまいちとのこと。カタルーニャ語コースで映画鑑賞会でカタルーニャ映画を見るといつも評判が悪いので、今後は打ち切りになるかもしれないという話だった。カタルーニャ語映画を見ようとするとVentura Ponsくらいしかいない。その層の薄さがよくないのだろうか。最近流行りのイサベル・コイシェもカタルーニャの人だが、英語の映画を作っているし、セスク・ガイもスペイン語で映画を撮っている。吹き替えはカタルーニャ語でもたくさんあるようなのだが。

2009年7月20日月曜日

カタルーニャ人のカタルーニャ(語)愛と、「スペインはスペインだしスペイン語話すのそんなに攻撃することないよなあ」という自分の考えに板挟み状態。「自分の母語が徹底的に弾圧される」という状態を考えられないからこそのお気楽さなのか。自分の国なのに、自分の言葉を話しているだけなのになんだか蔑まれたり非難されたりするというのはスペイン人(カタルーニャ以外の)にとって納得のいかないことだと思う。仕事によっては、カタルーニャ語がかなりできないとできなかったりするようだ。憲法には「スペインは複数のnationから成る国である」と明記されているとのことで、カタルーニャの人にとっては今の状況は当然、なのかもしれない。あるべき国としての姿がカタルーニャとその他地域の人(バスクとかはまた別かも)とでは異なるのだろう。

「わたしたちはカタルーニャ人であって、スペイン人ではない!」という人も多いが独立に向けて何らかの動きがあるというわけでもなさそう。複数のnationから成る国家、というのは国家のあり方としてはおもしろい試みなのかもしれないが。どうしてもこういう話題には歯切れが悪くなってしまう。

カタルーニャ語堪能の人でも「カタルーニャ語こそ我が言葉」という人は都市部では少なそうな感じがする。バルセロナから離れるとカタルーニャ政府が理想とするように、日常会話は全てカタルーニャ語だったりするようだが。カタルーニャ語話者の家庭に育っていない人を、教育によっていかにカタルーニャ主義者にしていくかというのは課題なのだろうな。

言葉は文化だから守られるべきである、という意見である。カタルーニャ語は文法がめちゃくちゃだという人もいるようだけど、劣った言語というものはないはずだ。しかし生活レベルになると何が正しいのか判断できない。カタルーニャに根を下ろそうとする人はカタルーニャ語を学ぶべきであろう。でも普段の生活において、スペイン語を母語とする人がスペイン語でコミュニケーションを取ろうとすることになんの問題があるのか?という疑問をぬぐいきれない…。大学にでも行かない限り大人はカタルーニャ語なしでも生活できそう。

南米からの移民の子供にはどうカタルーニャ語を教えているのだろう?スペイン語で教育する他の地域に比べて問題が発生したりしないのか。あと、二言語教育って勉強が得意な人にはかなりいいシステムだけど、そうでない人はハーフリンガルになる場合があったりしないのだろうか。

2009年6月23日火曜日

カタルーニャの地理

おもしろすぎて本業(現在はドイツ語学習…)が疎かに。

Catalunya del Nord
フランスのカタルーニャ地方を指す。
追記(7/5)
カタルーニャのテレビの天気予報では、ペルピニャン(フランス、カタルーニャの北側に位置する)も地元扱いだった。
El Principat
本来のカタルーニャを指す(あとで補足)。
Franja de Ponent
現在はアラゴン。カタルーニャ語地域。

http://www.enciclopedia.cat/fitxa_v2.jsp?NDCHEC=0016436

2009年1月19日月曜日

porque + 接続法

Wikipediaで、"Al vent"の項を見ていたらこんな発言が引用されていた。
No pasa nada porque haya una canción en catalán.

「カタルーニャ語の歌など存在していないのだから、何の問題もない」(意訳)という意味だと思うのですが、接続法の問題としてちょっと興味深いのでメモ。no porque + 接続法ってのは、大学でもやったんだけど、こっちは授業では習っていないと思う。文法的な説明があったら補足するつもり。


補足1。

Al Ventとは、Raimonによって歌われたカタルーニャ語によるポップソングで、70年代の反フランコ体制の象徴として、またカタルーニャ文化の独立のキャッチフレーズとしての役割を担った。いっしょにこの歌(ガリシア人の歌手が歌った)を聞いたカタルーニャっ子は「泣きそうになった!」と言っていた。今もなお愛されている歌らしい。
反フランコ体制の象徴って、スペインの他の地域でもそうだったのかね?例えばバジャドリードとか?バジャドリードは今でもFachadolid(facha=falangista)と言われるほどの保守的な地域でカタルーニャ語の歌にシンパシーを感じるとは思えない。他の地域でもカタルーニャへのまなざしはけっこう冷たいと思う。



補足2。
文法的な問題について。
J.Borrego, J.G.Asencio, E.Prieto, El subjuntivo: valores y usos(SGEL)の147ページから149ページに解説がありました。147ページのReglaを引用:
Lo más normal es que se construyan con indicativo. No obstante, las introducidas por el nexo PORQUE se construyen con subjuntivo cuando se pone en duda o se niega la validez de la causa.

通常、原因を表す文には直説法が用いられます。しかし、原因の有効性を疑う場合、または否定する場合には、PORQUEによって導かれる原因を表す文に接続法が用いられます。

例えば、例文を引きます。例文の番号は振り直しました。
(1) No juego con vosotros porque estoy aburrido.
(2) No juego con vosotros porque esté aburrido.
(3) Juego con vosotros (pero) no porque esté aburrido.

(1)はもちろん、「退屈だから僕は君たちとは遊ばない」。(2)になると、「退屈だから僕は君たちと遊ぶのではない」という意味になる。つまり、意味的には(3)と言い換えることができる。「僕は君たちと遊ぶが、それは退屈しているからではない」。

あ、しかし、これだとNo pasa nada porque haya una cancion en catalanが「問題はあるが、それはカタルーニャ語の歌が存在しているからではない」ということになってしまうのか?今度カタラナたちに聞いてみようかな…。