2010年2月27日土曜日

勇気を出してカフェに入る

図書館に今日中に本を返さなければならなかったので、中心部に出た。ひとまず書棚をうろうろして何冊かおもしろそうなのを借りる。ドイツ語だとどれくらいの早さで読めるかも未知数なのに借りるときにはうきうきするんだよね。

図書館が四時に閉まってしまったため街をうろうろ。せっかくだから一人でカフェでもしてから帰ろうと思っていたところ、よさげな店を発見した。中には完全スイス人の白人しかおらず、侵入者気分で店内へ。小さい店で満員。テーブルが空くか空かないかのうちに次の客が入ってくる人気ぶり。客はコーヒーやらチョコレートドリンクやらを一杯頼んで長居しているらしい。余談だが、海外のカフェが日本のカフェ(およびレストラン一般だが)と違っていいところは、水を取り替えに店員が三十分おきに来て暗黙のうちに催促しないところだと思う。客は一人で来ている人はあまりいないようだが、夫婦やカップルで来ていてもそれぞれ手にした新聞や雑誌に目を落として黙々と読んでいる。それか友達同士が比較的穏やかに話し込んでいる。年齢は二十代後半から五十代といった感じ。音楽がかかっていないので本や会話に集中できる。

カフェ・クレム(薄めのコーヒー?)を頼んだがコーヒーの味はいまいちだった。4.5フラン。でも快適でくつろげるのでまた来たいと思う場所だった。 今度はチョコレートドリンクかケーキを食べてみたい。朝食もやってるらしい。大15フラン、小10フランで、わりと良心的。

住所はWeggen-Gasse 4。その名もWeggen Cafe。番地はわからないが、短い通りにカフェは一つしかないのですぐにわかるはず。


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土曜日は夕方五時まで、平日はもう少し遅くまでやっているはず。日曜はたぶん休み(未確認)

春一番

スイスにそういう用語はないと思うけど、今日は春一番かと思うような強風でした。けっこう寒かった。

ふだん料理であまり失敗しないのに今日は塩加減を誤って妙に味の薄い味噌汁と卵焼きになってしまった。日本食は慣れていないし、塩加減などがよくわからない(いつも目分量だから)ためかと。それに日本食は夫との味覚の違いが際立ってくるからなかなかお互いが満足のいく味付けってもしかしたら難しいのかもしれない。

卵焼きは塩のみの味付けに慣れているけど、中学校の時に友達に「この味付けは珍しい!」とびっくりされたので少数派なのかもしれない。今日はそれにしても味が薄すぎた…。

2010年2月26日金曜日

久々に

普通の日記でも。って毎日Twitterでごちゃごちゃ書いているから書くことがない。

スイスに約二週間ぶりに帰ってくると、その秩序正しさに驚かされる。スペインから日本に帰った時に何でこんなに細かいの頭がおかしくなる!ちょっとくらいいい加減なほうがいい、と思ったように思うけど、今回はただただほっとした。鞄を必死に押さえて歩かなくてもいい。鞄の口がちょっとくらい開いてたって、鞄から数分間目を離したって大丈夫。 街にある時計はきちんと動いている。電車だって数分おきに来るし、電光掲示板の表示は信用できる。外人だけど釣銭をごまかされたりもしない(むしろ、こっちが何かをしでかす不良外人に見られている節あり)。ゴミも落ちていない。全てが予定通りに動き、犯罪に巻き込まれることもまずないという安心感は得難いものがあると感じた。スイスは外人にけっして甘い国ではないし閉鎖的だと思うけど、東欧、イタリアその他の国から来た人々はこの安心感からはもう離れられないのかも。

2010年2月10日水曜日

ブダペスト→サラエボ移動、サラエボ泊

2010年2月8日月曜日

旅行

チューリッヒ→リヒテンシュタイン→ブダペスト(夜行)

2010年2月7日日曜日

旅程

2/9 列車とバスでリヒテンシュタインまで移動、リヒテンシュタイン観光。夜スイスのBuchsに戻り、そこからブダペスト行の夜行列車に乗る。
2/10 ブダペスト泊。
2/11 列車でサラエボに移動。サラエボ泊。
2/12 サラエボ泊。
2/13 サラエボ泊。
2/14 バスでモスタルに移動。モスタル泊。
2/15 バスでスプリットに移動。スプリット泊。
2/16 夜行の船でアンコーナへ。
2/17 朝、アンコーナ着。列車でローマに移動。ローマ泊。
2/18 ローマ泊。
2/19 ローマ泊。
2/20 夜行列車でミラノに移動。
2/21 ミラノ観光、列車でチューリッヒに帰着。

旅の参考図書:ガイドブック、情報誌篇

参考として、今回の旅行で参照したガイドブック、情報誌を挙げておきます。

Lonely Planet Western Balkans
言わずとしれたロンリープラネット。チューリッヒの英語本屋で購入。ボスニア・ヘルツェゴビナが載っているガイドブックはほとんどない中、西バルカン(スロヴェニアを除く旧ユーゴ諸国およびアルバニア)をカバーしている。西バルカン諸国の大まかな通史、文化、注意事項、食べ物などに加え、参考文献や映画の欄も充実している。西バルカンは背景知識があることが重要なのではないかと思うのでこれはうれしい。
ロンプラのいいところは、宿情報が信頼できること。前回のスペインでも宿はかなりよかった。決して激安宿は載っていないのでとにかく安く挙げたい人には不満かもしれない。しかし基本的に英語が通じるところ、外人に慣れてそうなところ、中心部にアクセスがよいところが選択されているので宿探しのロスもないし失敗がなくて最終的にはストレスが少ないように思う。特に今回は、現地の言葉が一切わからなかったのでロンプラの宿は英語が通じて助かった。

旅の指さし会話帳 (73) クロアチア
これも上述の友達が送ってくれた。今は呼称が違うとはいえ、ボスニア 語とクロアチア語は方言程度の違いしかないため、ボスニア・ヘルツェゴビナ(及びセルビア)でもこの本が使えるとamazonのレビューにあった。ボスニア・ヘルツェゴビナにいた間はカバーを掛けていた。 あまりにもデザインがクロアチアクロアチアしすぎているので。意外にも英語かドイツ語が通じたのでこれに頼らないとコミュニケーションが成立しないという ことはなかったが、持っていると安心感が全然違う。一人旅で現地の人とふれあう機会が多かったり、英語が全然できなかったりしたらすごく便利だと思う。
一 泊だけだけどスプリットではなかなかおもしろく読めた。メニューのページの充実ぶりはすごい。やはりこの本はクロアチアでこそ生きるのかもしれない。クロアチアに長期滞在するのだったら、ガイドブックの役も果たすし表紙がクロアチアデザインだから話しかけてくる人もいそうだし、楽しめるかも。
著者のクロアチア狂ぶりがすごく、中国人とからかわれたら「なんだこのアルバニア人!」と返すエピソードが披露されておりけっこうぎょっとした。身も心もクロアチ ア人になっているのだと思う。

Bosnia-Herzegowina entdecken
ドイツ語で唯一らしいボスニア・ヘルツェゴビナのガイドブック。全体の五分の二が地理、歴史、文化などの説明 に割かれている。サラエボとモスタルのみコピーして持って行ったが読み切れず。一冊まるごとボスニア・ヘルツェゴビナなので他の本よりは詳しいはず。

A25 地球の歩き方 中欧 2009~2010
旅の直前に友達が送ってくれた。なんと中欧全域+東欧まで丸ごとカバー!これ一冊でブルガリア、アルバニア、ルーマニアまでもくまなく回れる(ギリシャはなぜか別。あそこは西欧なのか?)。歴史、文化などのおもしろ読み物の情報量ではロンプラに劣るが、写真が多くてどこを観光するか計画を練るときに便利。日本語なので理解も早い。そして何よりも、食べ物の情報が充実。写真付きで各国の名物料理、デザートを掲載している。食べ物の写真まで載せてくれることはロンプラでは絶対にないだろう。

In Your Pocket Sarajevo, Split
どち らもPDF版を無料でダウンロードできる。地図が間違っていたりとあまり便利ではないが、現地の人が作っているようなのでロンリープラネットと少し視点が違い楽しめる。食べ物、魚市場の情報も充実している。私も典型的な日本人だな。

旅行人161号旧ユーゴを歩く~クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビア、モンテネ グロ、コソヴォ
観光ガイドではないので宿、レストラン等の情報はない。旧ユーゴ各地に関する短い旅 行記がいくつか集められている。写真が多いので眺めるのによい。旧ユーゴと関係のない、ハルツームやスリランカの旅行記、トルコに関する話が興味深い。

Lonely Planet Italy
たぶんもう5年くらい前の版。イタリアでは主にローマしか観光しなかったため、情報が少ないように感じた。交通機関の情報があまりないのがロンプラの痛いところだと思う。現地のインフォで情報を集めろってことか。ローマ観光だけなら一冊ローマという本を買うべきだった。ローマは友人夫妻の家に泊まったので宿情報は特になし。ミラノで参考にしたピザ屋は結構おいしかった。

The Rough Guide to Switzerland (Rough Guide Switzerland)
リヒテンシュタインを半日観光したためそのページだけコピーして持って行った。はっきり言ってガイドブックも不要なほど見るところがない。